上海朝風呂集団有限公司

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2010.10.11 Monday / - / - / -
#清明節の予定
今年から中国の休日が大きく変わった。
会社のカレンダーでいうと、去年9連休だった労働節がわずか4日になり、
代わりに4月・6月・9月に一つずつ3連休が加わった。

去年の労働節(新疆9日間!)のような大型旅行の機会が減ったのは非常に残念だが、
僕は中国の休日制度を変えられるほどの国家レベルな権力も持っていなければ、
会社の有給をギリギリまで使い切れるほどお気楽な身分でもない。

一方、3連休が増えたことで、小旅行へ行ける回数は増える。
「行ったことがある中国の地名の数」は、昨年までよりもむしろ
早いペースで増やすことが出来るだろう。そう前向きに捉えたい。

大げさな表現だが、新制度最初の三連休=今週金曜からの清明節は
中国駐在員トラベラーの僕にとって、今後の旅行ライフを
如何に充実させてゆくかを占う極めて重要な意味を持つ。
数週間迷った末、先週日曜の夜に春秋航空へ駆け込み、ようやく航空券を購入。

今回の行き先は「武夷山」。
ユネスコ世界遺産にも登録されている、水墨画そのままの絶景。
虹橋空港から直行便(ほぼ毎日)で1時間という利便性。
加えて、武夷山風景区の総合入場券の期限もちょうど3日間。
コンテンツ・ボリュームともに、3連休にうってつけの場所ではないか。

宿は現地の旅行サイトで、定価1泊480元の三ツ星ホテルを100元で予約した。
定価1泊480元ってのがそもそも胡散臭いが、写真を見る限りでは悪くない。
(http://www.wuyiguide.com/yudin.htm#其它城市预订)

唯一の心配は天気。週間予報では見事に3日間とも傘マークだ。
川の水かさが増してイカダ下り禁止、なんて事態にならなければいいのだが…。
雨雲が山の風景に趣を添えてくれるに違いない(?)

もちろん、メシの情報も押さえてある。
武夷山の名物といえば、ヘビ。ヘビはどんなことがあっても食べて帰りたい。
他には野ウサギなんかも食べるようで、多少奮発してでも
野性味溢れる郷土料理を堪能する3日間にしたい。

そして、お土産は烏龍茶。世界一の烏龍茶「大紅袍」の
原木の前で写真を撮り、茶葉をみんなに献上したい。

明後日4月3日の夜便で現地入りする。
雨ガッパは上海で買っておいた方がいいかもしれない。
2008.04.02 Wednesday / 旅行-武夷山 / comments(0) / -
#雨の初日(清明節1)
4月4日(金)午前1時、武夷山市。
ネットで予約した格安ホテルに到着。


…真っ暗なんですけど。

入り口をよく見ると「夜間開門電話」とある。
遅い時間とはいえ、ここまで歓迎ムードゼロのホテルは初めてだ。
送迎の車の運転手が電話を掛け、ようやく開門。
3泊分の宿泊費300元+押金100元を払い、部屋に通される。

…便所臭い。

ベッド2つ+簡易ベッド1つの広い部屋だったが、とにかく便所が臭い。
バス・トイレのドアを閉めても部屋まで臭って来る。ダメだ、耐えられん…。

生まれて初めてホテルの部屋をチェンジした。
ベッドが石のように硬かろうが、窓の向こうが廊下だろうが、
便所臭くないってだけでとても幸せな気分に浸れる。

翌朝。
ホテルを出て、武夷山風景区の3日間フリーパス券を探しに行く。
ホテルや商店が林立するこの一帯「度暇区」は、ひなびた温泉街のような雰囲気。
どこに行けばよいかわからず迷っていると、1台のバイクタクシーを見つけた。

「風景区のチケットが欲しいんですけど…。」
「じゃぁ俺が連れてってやるよ。」

予想通りの展開だ。
チケット売り場で聞いた情報をまとめると、

・風景区(一般に"武夷山"と呼ばれるところ)は、1日2日あれば十分。
・風景区の更に郊外には大きな滝や自然保護区などの景勝地が
 沢山あるので、絶対に行くべし。(各景勝地ごとに入場券の購入が必要。)

必然的に、最初に遠くの景勝地へ行くか/2日目3日目で行くかの2択となる。
結局、初日は郊外の景勝地2箇所を回ることにした。
外は雨。バイクタクシーではちょっと辛いかも…。


スーパーハイテクな屋根を乗っけて、バイクタクシーが帰って来た。
この颯爽としたビジュアル!他に車のあても無いし、喜々として後部に跨る。
スーパーバイクタクシーで、最初の景勝地へ向けていざ出発。
運転手の身体が前方からの雨も防いでくれ、意外と濡れない。
なかなか快適じゃないか。山の景色も雲がいい感じで懸かってて素晴らしい。

…時間が経つにつれ、テンションも下がる。
気温が低い上に風直撃で、身体が冷えるのが一番辛い。

40分後、ようやく一つ目の景勝地「玉龍谷」に到着。
マイナスイオン全開の滝に沿って、長い石段を上る。
入り口と頂上の中間辺りに、ひときわ大きな滝がある。


続いて、次の景勝地「龍川大峡谷」へ。雨が強くなってきた。
「玉龍谷」と同じく、一本の滝に沿って石段をひたすら上る構成。

時間は午後1時。ここで途轍もない空腹感に襲われる。
前日の昼食以降、行きの飛行機で出たピーナッツ以外は何も食べていない。
気力を振り絞って石段を上りきり、重力に身を任せて下りきる。



どローカルなドライブイン食堂、ウィズアウトメニュー。
うちの近所にもある現物メニューの店と同様、肉類の鮮度はイマイチだ。
ここは地で獲れた新鮮な野菜をサッと炒めて食うべし。


大きなシシトウの炒めもの。これが抜群に旨い!
シシトウの爽やかな風味と辛味にみじん切りのニンニクの香り、
そして絶妙の塩加減。白飯がもの凄い勢いで進む。


大きなサトイモの千切り醤油炒め。これも抜群に旨い!
サトイモのホクホクした食感と甘みに、香ばしい醤油の焦げた香り。
日本のサトイモとは多少種類が違うのだろうが、この食べ方は中国ならではだろう。
同じく超高速でメシが進む。

シシトウと合わせて、茶碗3杯の白飯が瞬く間に胃の中へ吸い込まれていった。
最初の食事で、いきなり衝撃的な旨さに出会った。

ここの白飯はパサパサの中国米。
ツヤツヤ・モチモチの日本米よりも、炒めものとの相性は断然良い。


風景区に戻り「ザッツ武夷山」な風景が広がる川岸へ。
明日は必ずイカダに乗ろう。

夕方4時にホテルへ戻ると突然睡魔に襲われ、そのまま2時間ほど爆睡。
久しぶりの運動(石段上り)と長時間のバイク移動で、思いのほか疲れたようだ。
2008.04.08 Tuesday / 旅行-武夷山 / comments(2) / -
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