#カエルの生態に関するローカルフード学的アプローチ
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何だか知らんけど、昨日は日中異様に疲れた。
仕事を早めに切り上げ、タクシーの中でウトウトしながら市街へ向かう。
古北で晩メシ。
外見は小洒落た西洋料理のお店っぽいが、中へ入ると
大勢の中国人とどローカルな中国料理で溢れかえっている。
英中併記のメニューに「カエル(田鶏)」の文字を発見。
カエルは食べたことあるんだけど、前回いつどこで食べて
どんな味だったか、全然覚えていない。本当、どんなんだっけ…。
せっかくなので、久しぶりに「再会」してみよう。
「ウシガエルですが、よろしいですか?」「オッケーです!」
店員とのこんなやり取りが、カエル気分を一層盛り上げる。
カエルの唐揚げ。1皿にまるごと1匹で46元、なかなかの高級料理。
さっそく、肉付きの良い腿にかぶりつく。この発達した筋肉!
クリスピーな衣をまとったカエル肉。
何といっても一番の特徴は、その食感。
基本は鶏モモに近いが、とにかく"弾力"が半端じゃない。
噛み切ったと思っても、弾力で半分くらい歯が押し戻される感じ。
体長の何倍もの高さを跳べる、あのジャンプ力もうなずける。
肉の味は特に臭みもなく淡白、脂肪は少ない。例えるなら
鶏と川魚の中間、どちらかというと川魚の方に近い気がする。
カエルの生物学的なポジションと、何となく辻褄が合っている。
しばしアカデミックな気分に浸った後、飲み足りないので2次会へ。
茂名路のバー「青蛙(BlueFlog)」で、大ジョッキを空ける。