中国の新休日制度施行に伴う小旅行シリーズ、第2弾。
今回は「洛陽」と「西安」。中国悠久の歴史を巡る旅だ。
特に西安は、中国に駐在しているからには必ず行っておきたい場所だった。
今月頭に行ってきた武夷山しかり、割とメジャーなスポットを
単発で巡るのに、新しい休日制度は適しているのかもしれない。
昨年までのように「ドカンと9連休!」となると、
いきおい「もっと辺鄙な場所」へ行きたくなってしまう。
5月1日、朝8時前のMUで洛陽に入る。
飛行機が多少遅れても、正午前には市街に着いているだろう。
中国三大石窟の一つ「龍門石窟」、中国最古の仏教寺院「白馬寺」。
そして今がちょうど見ごろの「牡丹祭り」。主な目的はこんなところか。
2日目の適当な時間にバスで西安へ。所要時間はおよそ6時間。
ウェブサイトを見る限りでは1時間に1本くらいバスが出ているので、
洛陽観光の進み具合に合わせてフレキシブルに調整出来るだろう。
2日目の残り時間で西安中心部を適当にぶらつき、3日目のアレンジを済ませる。
3日目で兵馬俑と始皇帝の墓へ行くことだけは決まっているが、現地のツアーに
参加するのか、それとも胡散臭いボロ車をチャーターすることになるのかは
当日になってみないと判らない。
上海の旅行代理店が企画するパックツアーに参加すれば、
割と高級なホテルやレストランなんかが込みで割とお得な価格設定だったり、
現地で右往左往することなく主要な見所を無駄なく制覇できるなど、
確かにメリットは多いだろう。(彼らはプロだから、当然ではあるが。)
しかし、僕自身にとって「観光スポットの踏破率」はさほど重要ではない。
たとえ結果的に無駄が多く割高になったとしても、
「どこへ行くのか、何が起こるか判らないドキドキ感」は
何物にも代え難い。これこそが旅の醍醐味である。
あと、メシ。旅に出る主な理由のもう一つは「現地の旨いものを食べること」。
これは旅の目的というより「ライフワークの一部」と呼んだ方が適切かもしれない。
正直、洛陽とか西安一帯の名物料理と言われてもあまりピンと来ないので、
今回は残りの2日間で友人各位から情報を募りたい。
…早速、友人から有益な情報を入手。
西安にも「回民街」(回教の人々の地帯)があり、いくつか美味しい店があるらしい。
そして、「柿餅」=おかきではなく、果物の柿で出来たお餅。
これを食べて「微妙なリアクションを見せる自分」がありありと思い浮かぶ(笑)。
こういったその土地その土地の食べ物を味わうことは、僕にとって
兵馬俑や始皇帝の墓を巡るのと同じくらい重要な意味を持つ。