上海朝風呂集団有限公司

| RECENT | CATEGORY | ARCHIVES | PROFILE | LINK | RECOMMEND |
#スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています

2010.10.11 Monday / - / - / -
#端午節の予定
中国の新休日制度施行に伴う小旅行シリーズ、第3弾。

旅の目的地を決めるにあたり、今回はある制約があった。

6月で中国赴任丸2年を迎える僕は、ビザの更新のため
昨日パスポートを会社の総務に明け渡さなければならなかった。
本来なら連休明けでも間に合うはずだが、今月中旬に海外出張へ
行くことも関係し、とにかくこの3連休はパスポート無しで過ごすことに。

すなわち、「飛行機に乗れない」。

候補地は必然的に絞られる。

上海から電車で往復できる範囲内であることが絶対条件だが、
たった3日間で片道十数時間も電車に乗りたくないし、
かといって普通の土日で行けるような近場では面白くない。

ガイドブックの1ページ1ページを丹念に吟味する…。










そこで目に留まったのが、「普陀山」
浙江省の東海岸に浮かぶ「舟山群島」の一つ。山というより、島だ。

中国四大仏教聖山の一つであると同時に、夏は海水浴も楽しめるという。
仏教とビーチリゾート、観音様ビキニギャル…ある意味真逆な
二つのコンテンツが、一つの島でどうコラボレートするのか!?俄然興味をそそられる。

アクセスは、まず上海から寧波まで電車で約4時間。
寧波からバスで船の出る港まで、そして港から船で普陀山まで、それぞれ約1時間少々。
金曜の夜行列車に乗れば、土日2日間はフルで遊べる。
また、普通の交通手段として船に乗るのはかなり久しぶりで、楽しみの一つでもある。

上海から直接普陀山へ行く船もあるが、船の乗り場は浦東の空港よりもさらに外れ。
青浦の外れに住む人間にとっては、余りにも効率が悪い。
(嘉興あたりから電車に乗った方がよほど効率的だ。)

そして、メシ。今回は海鮮を存分に堪能する。
中国最大の漁港・沈家門の海鮮夜市。ここがとにかくスゴいらしい。
冷たいビールを片手に、心地よい浜風を肌に感じながら、新鮮な魚介に舌鼓を打つ。
…僕の想像が及ぶ限り、これを超える極楽的状況は他に二つとない。

あとまだ3日あるが、出発直前のような興奮が脳を支配している。
2008.06.03 Tuesday / 旅行-普陀山 / comments(2) / trackbacks(0)
#船乗り場で待っていたもの(端午節1)

 6月6日(金)午後10時半、上海南駅。

まずは予定通り、23:50発寧波行き「N427」の切符を購入。
翌朝4:15に寧波駅着、ここからバスと船を乗り継いで
午前9時過ぎに最終目的地の普陀山に辿り着く算段だ。



軟座席の乗車率は8割から9割といったところ。
例に漏れず、車内は白酒のような独特の香りが充満している。

まず当てが外れたのは、晩飯。
駅のホームで弁当かインスタント麺でも買って食べようと思っていたが、
遠くまで見渡しても売り子さんの姿は一人も見当たらない。

発車して2,30分後、ようやく車内販売のカートが来た。
よく見てみると、インスタント麺はマイナーブランドの「紅焼牛肉麺」1種類のみ。
これは個人の好みで食べられない。


空腹と乏しい品揃えのはざ間で悩みながら、最終的に手にしたのは
真空パックの鶏モモと味付け玉子、そしてペットボトルの緑茶(砂糖入り)。
鶏のモミジ(足)とか、中国人はこの手の真空パック食品が大好きだ。

腹が減っていれば何でも旨い。
特に味付け玉子は、今後も積極的に食べたいとさえ思える。
酒のアテやラーメンの具なんかにちょうどいい。


6月7日(土)午前4時20分、寧波駅に到着。
どうも寝つきが悪く、車内で過ごした4時間半のうち、最後の1時間少々しか眠れなかった。


夜が明けてきた5時過ぎ、始発の路線バスに乗り込み
普陀山行きの船が出る「大榭ふ頭」へ。

このバスの中で一気に睡魔が襲ってきた。
1時間半後、大榭に着いたときにはすっかり熟睡。バスの係員に叩き起こされた。
終点じゃなかったら100パーセント寝過ごしていた。

完全に寝ぼけた頭を抱えながら、大榭の船乗り場までヨロヨロと歩く。


―普陀山行きの船のチケット売り場。

列に並び、窓口の様子を覗いてみると、何だかおかしい。
出てくる人が手に持っているのは、チケットではなく、100元札。
そして数分後、列が一向に動かなくなった。

窓口の手際が悪いのはここに限ったことではないが、それにしても遅すぎる。
いったいどうなっているのか。周囲の会話に注意深く耳を傾けてみると…







船が出ない。

100元札を持って出てきた人たちは、チケットの払い戻しをしていたのだ。
「チケット、売ってないんですか?」前にいる男性に恐る恐る尋ねてみる。

の影響で、船がいつ出るかわからないらしい。


本当だ、そう書いてある。

普陀山行きの船は、ここ大榭ともう一つ「白峰」という港からも出ており、
白峰からの船は通常通り運航しているようだ。ただ話を聞いてみると、
ここから白峰まで車で1時間くらいかかるらしい。

外に出て空を見てみる。決して良い天気ではないが、
船が出られないほどの霧が出ているとも思えない。

とりあえず、霧が晴れるのを待つことにする。


待合室のお線香売り場。お寺参りの必需品だ。
ここでお線香3本セットと、別の店で普陀山の地図を購入。


端午節なので、チマキでも食べよう。
爽やかな笹の香りと香ばしい醤油の香りが染み付いたもち米はまずまずだが、
いかんせん具の肉が寂しすぎる。むしろ何も入ってない方がいいくらいだ。

大榭ふ頭に着いて、既に1時間が経過。
未だ船が出る気配は無い。

2008.06.21 Saturday / 旅行-普陀山 / comments(0) / trackbacks(0)
| 1/4 | >>