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2010.10.11 Monday / - / - / -
#09年・端午節の予定

5月2度目の3連休「端午節」。
28日〜30日の3日間、例によって今回も軽く旅に出る。

目的地は…湖南省。

湖南省は未踏の地。
これで中国全省全自治区制覇にまた一歩前進することになる。

湖南省と言えば一大景勝地「張家界(武陵原)」が有名。少数民族とか、鍾乳洞とか。
最初は張家界へ行きたかったのだが、上海からの直行便は夜便のみ、しかも浦東発着。
貴重な3連休のうち最初の1日が「上海で飛行機待ちをする日」になってしまう。
(仕事が忙しいので、前日22:20発の最終便にも乗れない。浦東だし。)

というわけで、張家界はあえなく断念。
省都の長沙と近郊の町(岳陽、韶山)を回る「お気軽コース」に決定した。

ちなみに航空券の値段は、虹橋-長沙往復で920元(全部込み)。
浦東-張家界の片道より全然安い。
この点だけを見ても、今回は「お気軽コース」が正解だと言える。

さらに、個人的に非常に魅力的な観光スポットが揃っている。

<岳陽>
初日の午後訪問予定。長沙から電車で1時間少々。
江南三大楼閣の一つ「岳陽楼」がある。あとの二つ=黄鶴楼(武漢)と滕王閣(南昌)は
既に制覇しているので、これでめでたく"江南三大楼閣コンプリート"と相成る。
マニアックな悦びが僕を待っている。
また三国志関連では呉の名士「魯粛」の墓があり、ここも是非訪れたい。

<韶山>
2日目に訪問予定。長沙から電車で2時間45分程度。
他でもない、偉大なる毛主席の故郷である。


そして何よりも楽しみなのが、メシ。
中国一辛い「湖南料理」を本場で存分に満喫したい。

2009.05.25 Monday / 旅行‐湖南 / comments(0) / trackbacks(0)
#江南三大楼閣…?(09端午節1)

5月28日(木)。

二日酔い、寝不足、そしてやや風邪気味。
清明節のときは前の晩一睡もせずに出発したが、
今回の体調の悪さはそれに勝るとも劣らない。

中でも一番心配なのは、風邪。
折りしも新型インフルエンザが世界中で猛威を振るっている最中である。
今回の行き先=湖南省長沙市も見事に「感染地域」。

虹橋空港でもマスクを着用している客が目立ったが、
驚いたのは妙なチェック柄がついたマスクの多いこと。
着ける方も作った方も、一体何考えてんだか…。


行きの便は、中国の格安航空会社「春秋航空」。
これが僕にとって記念すべき春秋航空初フライトである。
離陸は40分ほどディレイした。

全席エコノミーで、前後の座席の感覚は他の中国系と比べてもやや狭く感じる。
ドリンクや軽食はすべて販売制。これで値段が数百元下がるなら非常に有難い話だが、
あの味の薄い「チャーシュイ(お茶)」とか、やけにパサパサしたまん丸のパン
(気圧で袋がパンパンに膨らんでる)とか、妙に甘ったるい杏の砂糖漬けとか、
中国系特有の微妙な機内サービスは、個人的にはけっこう好きだったりする。

―午前11時、湖南省初上陸。天候は雨。

今回は手荷物だけなので動きが軽い。
毎度のパターン通り、リムジンバスで市内中心部の長沙駅へ向かう。
持ち物チェック、というかデジカメのチェックには余念がない。


正午過ぎ。まずは長沙駅でこの日の岳陽行きのチケットを購入。
岳陽行きは1時間に2本くらい出ているのですぐに乗れるかと思いきや、
一番早いのは1時半発。待ち時間の間に駅前のホテルでチェックインを済ませる。

昼飯は電車の旅らしく、駅で弁当でも食べよう。
…と思って駅に入ると、弁当なんかどこにも売っていない。
同じ失敗をこれまで何度繰り返してきたことか。


結局昼飯はコンビニのパンを食べる羽目に。
メロンパン崩れとクリームパン崩れを頬張り、砂糖&レモン入り緑茶で流し込む。

―長沙から岳陽までの所要時間は1時間半。ウトウトしてる間にすぐ着いた。

時間は午後3時。観光地の閉門時間を考えると時間にまったく余裕がないが、
地図も何も持っておらず、どこへ向かったらいいのか全然わからない。
だからといって、地図を買うのもタクシーに乗るのも気が進まない…。

こういうときはとりあえず路線バスの乗り場へ行くべし。
市内のメジャーな観光地なら大抵バスが通っている。


今回も岳陽楼行きのバスがあっさり見つかった。
出発間際のバスに飛び乗り、待ち時間ゼロで済む最高形。

―しばらく走っていると、バスのおばちゃんが声を掛けてきた。

「お兄ちゃん、岳陽楼過ぎちゃったわよ!何で下りないの!」

うそ!?全然気づかんかった。
決して居眠りしてたわけではない。確かにそれらしい車内アナウンスも
聞こえたような気がしたが、はっきりとは聞き取れなかったし、
何よりそれらしい建物が窓の外に見えなかった。
結局2駅先でバスを下り、10分近く歩いてようやく岳陽楼へ。

中国に名だたる江南三大楼閣。
武漢の黄鶴楼、南昌の滕王閣、そして今から訪れる岳陽の岳陽楼
その場に辿り着く前から、過去に行った黄鶴楼や滕王閣とは違う雰囲気を感じる。
一体何が違うんだろう。



「…。」



ちっさい!

他の2つと何が違うって、サイズが違う。
思い起こせば、黄鶴楼や滕王閣は遠くからもよく見えた。一方、
この岳陽楼は敷地内に入ってどんどん中に進んでも全く見えない。

建物そのものは決して悪くない。兜形の屋根も龍や鳳凰の屋根飾りも素晴らしい。
ただ、申し訳ないけど、黄鶴楼や滕王閣と同列に扱うのは無理がありすぎる。
参考までに、他の2つの写真をご覧頂きたい。

1.黄鶴楼(武漢/2006年10月)



2.滕王閣(南昌/2008年9月)


遠近感の違い。

江南三大楼閣の最後の一つ。
まともな昼飯も食わず電車とバスを乗り継ぎ、雨の中を一生懸命歩いて
辿り着いた先に待っていたのは、そこはかとない脱力感だった。

2009.05.31 Sunday / 旅行‐湖南 / comments(0) / trackbacks(0)
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