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2010.10.11 Monday / - / - / -
#そして新疆へ(新疆旅行1)
4月29日(日)午後2時30分、ウルムチ国際空港。
「新疆ウイグル自治区」念願の初上陸。

市街南部・二道橋周辺。真ん中から南へ下るにつれ、
街の雰囲気も徐々に「ウイグル」になってゆく。


今年の5月連休の行き先は、ずいぶん前からここに決まっていた。
きっかけは「メシ」。シルクロード云々の前に「まず」メシだった。

「羊肉が食べたい。」
「本場の新疆料理が食べたい。」

去年の8月、新疆料理屋で初めて食事をした。
その日以来、羊肉&クミンに代表される
あのワイルドでオリエンタルな味にハマり込み、
新疆メシ屋へ何度も足を運ぶだけでは飽き足らず、
朝一の飛行機に乗ること5時間、遂にここまで来てしまった。
「食い意地」だけなら、誰にも負けない自信がある。

というわけで、さっそく路地裏の屋台へ。


肉団子状の串、これは今まで見たことが無い。
アツアツの焼きたてにかぶり付くと、ギッシリ詰まった羊肉と
脂身のみじん切りから、ジューシーな肉汁がビュッと溢れ出る。
かなり脂っこくてヘビーだが、個人的には好み。ビールに合いそう。

6時過ぎ、南郊バスターミナルからトルファン行きのバスに乗る。
翌日は朝から1日トルファン観光、宿は既に押さえてある。

(風力発電)

寝たり起きたりを繰り返すこと3時間、トルファン到着。
午後9時を過ぎてもまだ日が落ちない。

ホテルの中で待ち構えていたのは、日本語の達者な旅行会社のおじさん。
1日観光の車(サンタナ)を手配した後、何故か彼とではなく、一緒にいた
運転手(翌日のドライバー)とサシで晩飯を食べることになった。
何だか妙な展開だが、彼らはいつもこうしてるらしい。

僕のリクエストに応え、トルファン一の夜市へ。


煙舞い上がる夜市。これだよ、これ。


新疆のローカルビール「烏蘇ビール」で乾杯!
長時間の移動で疲れきった身体に染み渡る…。
まずまずの冷え具合で、味もわりといける。



羊の丸焼き「烤全羊」。文字通りのビジュアルに圧倒される。
包丁でぶった切って蒸し器で温め、手掴みで食べる。
「旨い…!!」外はカリッと香ばしく、肉は柔らかい。
羊肉本来の旨みをストレートに味わえる。
脂まみれの指で、ビールと肉の往復を何度も繰り返す。


ウイグル訛りの強い運転手。彼との他愛もない会話、
そして目の前の羊肉…今夜は本当に酒が進む。

このほか、羊肉串(肉がデカい)と羊肉餃子まで食べて満腹。
会計は都度現物と交換で、最終的にどちらがいくら出したのか全く分からない。
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4月30日(月)、午前9時。
ホテルの駐車場で待っていた運転手は、昨日の彼ではなかった。
(頭痛で来れなくなったという。飲みすぎか?)
車もサンタナじゃなくて、トヨタのワンボックス。

昨夜からの一連の流れ、そしてこのいい加減さ…。
今回の旅、楽しすぎる。
2007.05.07 Monday / 旅行-新疆 / comments(4) / -
#トルファン1日ドライブ(新疆旅行2)
4月30日(月)午前9時過ぎ。
年季の入ったトヨタのワゴンに乗り、トルファン1日ツアーが始まった。
公道を走るロバ車とすれ違いながら、最初の目的地「交河故城」へ。

…目の前に広がる光景に、思わず息を呑む。



悠久の時を経て、完全に干からびた廃墟。
しかしながら、この整然とした街並み、佇まい。
かつての大都市の風格は決して色褪せていない。
遠い昔ここに生きた人々の息吹を感じる。

いきなり凄いところに来てしまった。余韻に浸りながら車に戻り、
続いて「カレーズ博物館(カレーズ=地下水道)」「蘇公塔」を回る。

車はもともと1人で手配していたが、蘇公塔から戻ると、知らぬ間に
客がもう1人同じ車に乗ることになっている。料金安くならないのか
一度訊いてみたが、だんだんそんなことはどうでもよくなってきた。
新しい仲間は、中国人の利口そうな男子大学生。上海から来たという。

東側の火焰山に向かって、乾いた砂漠の田舎町をひた走る。
余裕で30℃オーバーの超快晴。窓から入る風が最高に気持ちいい。
女の娘の前を通過する度に、窓から身を乗り出して手振ったり声かけたり(笑)。
この「おバカな学生ノリドライブ」、多くの有名観光地と並んで
今回の旅でも特に思い出深いシーンのひとつである。


「火焰山」西遊記に登場したことでも有名。真っ昼間に来たので、
本で読んだ通りの「燃えるように赤い山」は拝めず。

その後「アスターナ古墳群」「ベゼクリク千仏洞」を立て続けに訪問。
これらは特に印象なし。アスターナはミイラが1体あるほかは「ほぼ空き地」、
ベゼクリクに至っては何かの理由で入場すら出来なかった。

1日ツアーのラストは「高昌故城」。
だだっ広い敷地内をロバ車で駆け抜ける。


交河故城と同じく、風化しきってもなお残り続ける、昔の栄華。

午後3時過ぎ、高昌故城を出る。
前の晩食べ過ぎたので、昼飯抜きでも腹は減っていなかったが
運転手がそろそろ限界の様子。こじんまりした町に寄り、遅いランチタイム。


また夜にたくさん食べたいので、ここではトマトを。
このトマトの旨いこと!みずみずしくて、味が濃くて。
夏に実家で食べる、近所で獲れたトマトを思い出す。



売店で見つけたインスタント麺。
「一休さん」とウイグル文字の組合せに、目が釘付けになる。
こういうセンスが大好きで仕方がない。

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午後4時過ぎ。トルファン市内に戻り、ツアー終了。
まだまだ真っ昼間、これからどこで遊ぼうか…。
2007.05.09 Wednesday / 旅行-新疆 / comments(3) / -
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