9月30日、重慶1日目。
前日の夜中から劇団ひとりの小説を読み始め、一気に読破。
(「すれ違い」な構成とリアルな人物描写が本当に面白い。ラストは適当?)
気がつけば3時前。結局1時間半ほどしか寝ていない。
家から浦東までのタクシーで爆睡。飛行機に乗っても、
(おやつタイムを除き)離陸直後から着陸の瞬間まで爆睡。
それでも寝足らず、超低血圧状態で空港から重慶市街へのバスに乗る。
市街に入ると、バスが一向に進まない。
道路が狭い上車もめちゃくちゃ多く、常に渋滞してる。
歩行者にとっては比較的安全な街といえる。
午後1時過ぎにホテル着。バックパックを降ろし、さっそく観光へ。
といっても、重慶ってこれといった名所旧跡の類はないので
中心部の解放碑周辺をうろうろする。
2時過ぎ。最初の昼飯は、抄手。辛いタレのワンタン。
スープ=茹で汁? かなり大ざっぱな作りだが、
麻辣ダレの辛味とワンタンのツルっとした食感は良い。
工商銀行で給料を両替し(うちの会社は日本円支給、しかも現ナマ)
モノレールに乗ってオリンピックスタジアムへ。中には入れず。
しかし、どこにいても本当に眠い。
ホテルに戻って仮眠を取った後、寝ぼけ頭で夜の解放碑へ。
「八一路」という通りは、串焼きの露店や青空食堂が並ぶグルメストリート。
露店で激辛のタレがかかった串焼きを、食堂でビールだけを買い、
この旅最初のディナー。「おつかれさまでーす!」
串焼きはイカのゲソと頭の三角のところ、魚のすり身団子。
コリコリとした食感のイカに塗りたくられた、「麻辣」タレ。
唐辛子の辛さ(辣)と、中国山椒の舌が痺れる刺激(麻)。
そして、焦げた唐辛子の香りが香ばしい、ラー油。
ザッツ重慶テイスト。とにかく辛い。そして、旨い。
ビールもう1本。すり身団子は「つなぎ」がかなり多く、チープな味。
柔らかくてモチモチの「お子ちゃま」な食感と、激辛ダレのギャップが楽しい。
ホテルに戻りチャンネルVを見ていると、
15分も経たぬうちに再び心地よい眠りが押し寄せてくる。
最後の意識を振り絞って、テレビの電源を切る。