上海朝風呂集団有限公司

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2010.10.11 Monday / - / - / -
#2,320元+3元(09労働節1)

5月1日(金)、太原市。山西省初上陸。

空港からのリムジンバスで市内中心部の火車站まで移動。
これまでの旅と何ら変わらない、順調な滑り出しである。

リムジンバスを下りて道路を渡り、とりあえず
太原市の街並みを写真に収めようとした、その時だった…。





「…!?」






あれ?

確か左のポケットにずっと入れておいたはずなんだが…。

慌ててカバンの中をひっくり返してみるも、やっぱり見つからない。


まさか、バスに置いてきたか…?


猛ダッシュで来た道を戻り、リムジンバスの姿を探したが、とき既に遅し。
リムジンバスの領収書にも電話番号は載っておらず。

ウソだろ…。



デジカメ、なくした…orz



ついこの間、真冬の黒龍江省で九死に一生を
得たばかりだったのに。(実際はただの電池切れ)

バスの中で落っことしたのか、隣に座ってた奴に盗まれたのか。
バスに乗ってる間は終始爆睡、下りる直前の状況も寝ぼけてて全く覚えていない。

旅の序盤の序盤に、何という失態。
しばし茫然とその場に立ち尽くす。

カメラのない旅など、旅ではない。

タクシーで空港まで戻り、リムジンバスとデジカメを探すか。
諦めて新しいデジカメを買うか。

こんな冴えない二択しか残されていないのか。
「ヘビに噛まれて死ぬか、アナコンダに噛まれて死ぬか。ユーハヴアチョイス!」
内田樹の本に出てきたフレーズが脳裏に浮かぶ。

空港まで戻っても、デジカメが見つかる可能性はゼロに等しい。
行って、探して、また市内に戻ってきて、デジカメを売ってる店を探して…。
間違いなく今日はどこも観光できないし、下手したら新品も買えない。

今回の旅はわずか3日間。このうち丸1日を棒に振るのは、
僕にとってデジカメそのものの資産価値以上に痛いロスである。

非常に残念だが、今回は諦めるしかない。
宿泊先の「MOTEL168」でチェックインを済ませ、
新しいデジカメを買うため、家電屋を探しに出かける。

―ホテルの近くの繁華街。家電屋はない。

携帯ショップの中に小さなデジカメコーナーを発見した。
しかし、「RICOH」ならぬ「RICH」のデジカメが2-3機種のみ。

…場所を変えよう。路線バスで五一広場方面へ向かう。

…「国美電器」来た!慌ててバスを下り、早歩きで国美の店内へ。
 ※国美電器=中国の大手家電量販店。


サイバーショット「DSC-W290」。2,345元。
新機種なのかもしれないけど、これは高いなぁ…。感覚的には1万円ぐらい高い。
ちなみに「‐T90」も同じ値段。確かWよりもTの方が扱いが少し上だったような気がするが、
今までずっとW(30)だったので、Tは非常に使いづらい。あの開け閉めとか。

別のメーカーのも乗り換えたくなるような値段ではないし、
国美が高いので蘇寧へ行こうとか、そんな悠長なことは言ってられない。
(そもそも、太原に蘇寧電器があるのかどうかも知らないし。)

止む無くW-290の購入を決意。少し割引でも2,320元。
2GBのメモリースティックと、オマケに三脚が付いてきた。


銀聯カードすら使えないなど、支払いカウンターの対応の悪さに
かなりイライラさせられたが、これでようやく旅が始まる。

国美を出た時点で、午後3時。もう郊外には行けない。
近くの「崇善寺」まで歩いて向かう。

―レンガ造りの古めかしい家が並ぶ街角。


理髪 三元!?
値段も驚きだが、この味のある佇まい。
中を覗くと、推定40代の中睦まじそうな夫婦が慣れた手つきで散髪をしている。

一旦店を出て、まずは崇善寺を訪問。



再び床屋に戻ると、客が2人に増えていた。思惑が外れた。

どのみち、今日の観光は諦めている。
中に座り、ゆっくりと夫婦の仕事ぶりを眺める。


この店にはシャワーはない。
タンクの下に細いホースが付いていて、これで髪を洗う。


頭にカミソリを当て、キレイに剃っていく奥さん。
旦那さんの方は、もう1人の客の白髪を染めている。


真ん中、切れてる!

―そして、僕の番が来た。

まずはホースで髪を洗い、切るのは奥さん。

旦那さんの髪の長さがちょうどいい感じだ。
「彼と同じぐらいにして下さい。」

いい見本があって良かった。

と思ったら…

「…!!」

バリカンで思いっきり「行かれて」しまった。

ちょっと前まで前髪を横分けしていたのが、
限りなく坊主に近い角刈りに。「五分刈り」とでも言うんだろうか。

旦那さんよりも明らかに短いのだが、何の躊躇もなく「行かれて」しまった。
これは旦那さんの「今の」長さではなく「髪を切った直後」の長さと解釈されてしまったに違いない。
しばらく経って伸びてきたら旦那さんみたいになると、そういうことか…。

涙目で3元を払い、床屋を後にする。

この床屋で髪を切ろうと思い至ったのにはいくつか理由がある。
最大の理由は「デジカメをなくしたショックで気が振れていた」だろう。
あとは「興味本位」「旅の思い出作り」「デジカメの出費に伴う経費削減」など。
いずれにしても、自らの意思でこの店に入った結果である。

良くも悪くも、わずか3元でここまでインパクトのある出来事は他では味わえまい。

2009.05.03 Sunday / 旅行‐太原・平遥 / comments(0) / trackbacks(0)
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2010.10.11 Monday / - / - / -
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