#日曜万博(万博2回目1) |
5月30日(日)。
先週に続き、夕方から万博へ行ってきた。
思い立ったらすぐ万博。世界が注目する一大イベントに
軽い散歩の感覚で行ける、この特権を無駄にしない手はない。
ちなみに、今回の仲間は女性ブロガー「上海っ子」さん。(http://ameblo.jp/shanghaikko)
3人の女の子と行った前回に続き、リア充っぷりは何気に維持。
よく言えば「万博 de デート」、悪く言えば「万博商法」だな(笑)。
前回同様、西蔵南路の企業館エリアから入場。
オーロラ館。
テーマは「玉」で、館内にはたくさんの玉が展示されていた。
ところで、オーロラって何のメーカーだっけ…。(正解はOA機器)
次に訪れたのは、中国船舶館。
西蔵南路の入口から入ると一番最初に見える巨大な建物である。
原油タンカーや農業船などのリアルなミニチュア模型が子供心をくすぐる。
意外に待たされたという言い方もできるが、
ここまではそれぞれ数分待ちで入ることに成功。
次の目標は、船舶館の近くにある中国航空館。
この調子で軽く制覇しよう…と思いきや、入口には長蛇の列。1時間半待ちらしい。
1時間半はちょっと辛いなぁ。中国航空館は諦めて、対岸の浦東側へ渡ろう。
ところが、フェリー乗り場にも長い行列ができている。
…え、フェリーに乗るのに30分待ちだと!?
申し訳ないけど、ただ船を待つためだけに30分も費やしていられない。
行列から抜け出して近くのバス停へ向かう。陸路に変更だ!
無料のバスで地下トンネルを潜り、対岸へ。
バスの方が確実に早いし空いてる。
―国家パビリオンがある浦東側。
上海っ子さん、一番最初に見えたところへ入りましょう。
カタール館。
人生初万博の上海っ子さんにとって、めでたい(?)「初訪問国」である。
いや、僕の「初訪問国」だってアフリカ連合館のモザンビークですから…。
「…!!」
カタール、いいじゃん。
館内は凄く綺麗で、エキゾチックな雰囲気に溢れている。
今までは「サッカーの相手」ぐらいの認識しかなかったが、
こうして見てみるとカタールも実に魅力溢れる一国家である。
♪アイヤーアイヤー…
カタール館を出ると、アラブ系の人々が歌を歌いながら通りを練り歩いているのが見えた。
どうやらこの人たちはアラブ連合館から出てきたようだ。いかにも万博らしい雰囲気。
トルクメニスタン館。
鮮やかな緑のライトアップが美しい。
館内の至るところに国のトップと思しき人物の肖像画が散りばめられている。
(ベルディムハメドフ大統領)
なるほど、ここはそういう国だったのか。実にわかりやすい。
―この偉い人のグッズなんて売ってたりしないだろうか。
軽い気持ちでお土産コーナーを覗いてみる。
「…!?」
シブい色取りのイスラム帽が売っている。
え、これ100元もするの? おじさん、もうちょっと安くしてよ…。
購入(笑)。
普通ならせいぜい10元程度の帽子を100元も出して。
でも買わずにはいられなかった。財布に伸びる手を止めることができなかった。
だって、トルクメニスタンだぜ?
後で振り返ってどうしてもあの帽子が欲しくなっても、現地へ行く以外に手に入れる術がない。
一方、僕が生涯で実際にトルクメニスタンを訪れる機会は恐らくゼロだろう。
すなわち、今この瞬間を逃したら一生手に入らない。
100元から帽子そのものの価値を差し引いた残りはこの「希少価値」である。
多くの人は僕のことを愚か者と笑うかもしれないが、僕は微塵も後悔していない。
心の中はむしろ満足感で満たされている。
サービスのキーホルダーは上海っ子さんに1個あげた。
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