土曜から急に暖かくなった。もう「春」と言ってもいいくらい。
岐阜の山奥出身のわりには寒さに弱い僕にとって、これは途轍もなく嬉しい出来事。
地球の温暖化など知ったことではない。
どの季節が好きかと問われたら、「冬以外」と答える。
「鍋が旨い」以外のメリットがまるで思いつかない。
(大学時代初めてやったスノボは、開始1時間後に跨って乗るソリと化した。)
冬に路上で寝たら、誰かに襲われるまでもなく凍え死ぬ。
生命存続の危機に瀕すること、これが冬を嫌う最大の理由である。
暖かい気温のお陰で、土曜出勤のストレスも思いのほか少ない。
仕事を早々に切り上げ、虹梅路のサウナ「小南国湯河原」へ。
とりあえず身体を洗って「露天風呂」。
外は殆ど見えないものの、湯加減と外の気温とのバランスが気持ちいい。
その後ほかの湯船をいくつか回ったあと、久しぶりにサウナに入る。
サウナは毎週必ず行っているが、実際「サウナ風呂」の中に入ったのは
これまでに2,3度しかない。(9割以上の確率で、来る前に泥酔してる。)
中には大きな液晶テレビがあり、スポーツチャンネルで
サッカー(英プレミアリーグ)の中継をやっている。
リバプール×エバートン。サッカーには相当疎いが、
リバプールとマンチェスターUぐらいは知ってる。
入った時点では開始6分。食い入るようにテレビ画面を見つめる。
サウナの中で見るなら、野球よりも断然サッカー(かバスケ)だろう。
野球だと独特の「間」があるため、「ここで川上が抑えたら出よか…」
みたいな「油断」がどうしても生まれてしまう。
特にサッカーの場合、「決定的瞬間」がいつ訪れるか分からない。
必然的に、汗ダラダラ垂らしながら限界まで見ることになる。
10分後、限界。
「SPLAAAAAASH!!」そのまま水風呂へ飛び込む。
この爽快感といったら、筆舌に尽くしがたい。ここの水風呂は特に冷たい。
サウナ10分→水風呂→サウナ10分→水風呂→シャワー→休憩室。
プレミアリーグの続きを見ながら、タイガービールの大瓶と春巻を注文。
冷えたタイガー、旨すぎ!もの凄い勢いで700mlを飲み干す。「再来1瓶!」
ここの春巻は太くて食べ応えがある。若干ぬるいのが残念だが、味は悪くない。
試合は結局スコアレスドロー、2本目も難なく完飲。
即寝る予定だったが、意外と眠くない。タクシーで寝たせいか。
…しばらく考えた末、サウナを出て遊びに行くことに。
「ザパタス」のフリーテキーラ、そろそろ懐かしくなってきた。
----------------------------------------------------------
日曜日、朝8時。酒残りまくりの中、腹が減ったので徐家匯近辺の小吃屋へ。
小籠包は見た瞬間、スープの量がイマイチと判断。代わりにモチ米焼売。
「うめぇ!」香ばしい醤油味に、豚の脂の甘い香りが絶妙。
腹が満たされたところで、いつものサウナ=海蘭雲天へ。
それこそ即寝…zzz昼の3時前まで延々と睡眠を貪り続ける。