先週末は某SNS/旅行コミュニティ主催のツアーに参加させて頂いた。
上海南駅から電車で1時間、浙江省海寧市に到着。
海寧イコール「皮」、ここは皮革製品で有名な町である。
バスに乗り換え、最大の皮製品マーケット「海寧皮革城」へ。
広大な敷地面積に、驚きを隠せない。
とりあえず、食堂が混む前に昼食。
電車でたった1時間来ただけで、見たことも無いローカルビールに
出会えるのも中国の魅力のひとつ。この「紅石梁ビール」は、
アルコール度数わずか2.2%のスーパーライトビール。
お腹が膨れたところで、買い物タイム突入。
特にお目当ての商品があるわけではないが、レザーのオシャレな短パン…
じゃなくてジャケットでもあれば買ってもいいかなぐらいの軽い気持ちで。
……何だかどれも、全体的に「ペラッ」としてる。
皮製品と聞いて思い浮かべる、ゴツくてワイルド、
若しくは高級感溢れる一着がいくら歩いても見つからない。
数分後には、「パクリブランドロゴ探し」の旅と化す。
ここでは何故か「ダンヒル」が大人気で、あのロゴを模した
看板の店を至るところで発見。これは「ダンバオルー」。
調子に乗って「パクリダンヒル」のバッグの写真をバシバシ撮っていると、
カバン屋の店主が血相を変えてこちらに近づいて来た。
やべぇ…と思った次の瞬間、僕の手から力ずくでデジカメを奪い取る店主。
「画像消去させてくれ」といくら言っても聞く耳を持たない。
しまいには警備員だか公安だか、そんなのまで呼ぼうとしてる。
ちょっと待てよ。
そりゃコピーライツとかあるから(といってもパクリだけど)
勝手に撮っちゃいけないっていうのは分かるし、軽率な行動だったと反省もしている。
しかし、撮影禁止の注意書きは店内のどこにも見当たらない。
カメラ自体の資産価値(安いけど3万円程度はする)、
前に撮った写真、そして金では買えない「思い出」…
その全てを譲渡するに値するほどの重罪とはとても思えない。
押し問答の挙句、バッグの画像を全部消すことでカメラ奪還。
再び買い物へ…やっぱり買いたいものは見つからず。
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一悶着はあったが、中国庶民の生活を垣間見ることができ
非常に有意義な海寧訪問であった。
ちょっと和風な城もある、のんびりした町。
駅に戻り、二つ目の目的地「西塘」へ。