上海朝風呂集団有限公司

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2010.10.11 Monday / - / - / -
#正真正銘のオーストリア料理
昨年9月にオープンした、一大グルメ&エンタテインメントスポット「同楽坊」。
先週の日曜日、ここへ昼飯を食いに行く。前日は対面のサウナに泊まっていた。

正午前、徒歩30秒で到着。
フリーペーパー各紙では「いま上海で最もアツい!注目の新スポット!!」
ぐらいの勢いでガンガン煽られてたが、この時間は
客が全くおらず、警備員のおっさんがやけに目立つ。

手元のフリーペーパーを開くと、
「正真正銘のオーストリア料理を堪能」できるレストランがあるという。
窓ガラス越しに見えるガラガラの店内にためらいつつ、中に入る。


2階建てのだだっ広い店内に、客は自分ひとり。
時間が早いとはいえ、こんなんで経営が成り立つんだろうか…。

ドイツ語・英語・中国語併記のメニューは、見てもよく判らない。
とりあえずメインディッシュ最上段の料理と、あと生ビール。


タイガーの生。かなり味が薄いが、真昼のビールは旨い!


メインディッシュの正体は、トンカツだった。デカくて薄っぺらいトンカツ。
別皿でサラダも出てきたが、何ともそっけないビジュアルである。

カツには何もかかっておらず、謎のソースが小皿に添えてある。

「…ジャム??」

恐る恐る舐めてみると、やっぱりジャムだった。
慌ててメニューを読み返すと、確かに「クランベリーソース」と書いてある。

そういう意味だったのか。
トンカツにジャムをつけて食せと、真顔で言ってるのか。

ここは「正真正銘の」オーストリア料理店である。
偉大な音楽家を数多く輩出したオーストリア。
口に含んだ瞬間、芸術的な味覚の境地が広がる…そう信じたい。


「…。」

サクサクのトンカツと甘酸っぱいジャム、
それぞれの味がバラバラに味覚を刺激する。まるで何も調和しない。
半ば義務感に駆られ、あと数切れをジャムにディップするも
カツはまだ半分以上残っている。やむなく卓上の塩を振りかけて完食。

母校の近くに「チョコとん」(チョコ入りのトンカツ)を売りにしてる食堂があった。
オーストリア料理を代表するメインディッシュの一つは、
「チョコとん」と大差ない料理だった。
2007.09.22 Saturday / その他 / comments(3) / -
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