上海朝風呂集団有限公司

| RECENT | CATEGORY | ARCHIVES | PROFILE | LINK | RECOMMEND |
#スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています

2010.10.11 Monday / - / - / -
#蟹ツアー・3年目

今年も上海蟹の季節がやってきた。

というわけで、SNSのコミュニティ主催・陽澄湖日帰りバスツアーに参加。
蟹ツアーは今日で通算3回目。赴任した06年から毎年欠かさず参加している。


バスの中の顔ぶれを見渡してみると、去年のリピーターと思しき方々も多い。
特にその後交流していたわけではなく、何となく顔を覚えてるという程度だが。

同じ時期に、同じ場所で、同じ顔ぶれと旨いカニを食べる。

去年より旨いカニを食べたいとは微塵も思わない。
去年と同じでいい。同じくらい旨ければ最高に満足だ。

ところが、今年は少々様子が違った。

「生啤さん、ですか?」
「"朝風呂集団"の人ですよね。」

去年のリピーターと思しき女性、手にはハイネケンの缶。
去年は席も別で特に何か会話したわけではなかったが、
何と彼女は僕のブログをたまに読んでくれていた。

有難くハイネケンを頂戴し、ここから後ろのグループの酒盛りの輪に加わる。
それにしても、朝っぱらから飲むビールは格別に旨い!



2缶目が空くころ、バスは陽澄湖に到着。去年と同じレストランだ。

バスの酒盛りグループは同じテーブルに座り、さらに
「のんちさん」らも加わって、全3卓の中でも断トツの「飲み卓」を形成。
カニの登場を待たずして、序盤からビールをガンガンあおる。
とりわけ、僕の隣「カメイさん」の飲みっぷりには目を見張るものがある。


「ムサさん」から、オーストラリアビールの差し入れ。これは嬉しい!
ホップの香りがが強く、抜群に旨い。


上海蟹、来た!

昂ぶる気持ちを抑え、まずはオスの胴体を開く。



山吹色のミソ、今年も目に眩しい。
カニミソでベタベタになった手で、どアップの写真を撮りまくる。

「…!!」

あまりの旨さに思わず目を閉じる。
上海ガニミソ特有の濃厚なコクがねっとりと舌に絡みつく。
この感動の度合い、初めて食べたときから少しも変わらない。
もちろん、ビールのピッチは速まる一方だ。


去年マスターした、カニ脚食いの極意。
両端の殻を噛みちぎり、中に脚の先を突き通すと、まるでカニカマのように肉が出てくる。
今年は調子に乗って、初めての方に講釈まで垂れさせて頂いた。


今年も欠かせない、甲羅に紹興酒。
僕はどんな料理とでもビールを飲むが、本来上海蟹は紹興酒と食べるのが王道。

過去2回ともに、酒=カニの引き立て役であり、メインはあくまでもカニだった。
今年はどうもこの関係が逆になっているような気がする…。

まぁ、旨くて楽しければ、そんなことはどちらでもよい。
間髪入れずに、メスのカニに手を伸ばす。

2008.11.02 Sunday / その他 / comments(0) / trackbacks(0)
#蟹ツアー・3年目(続き)

2匹目はメス。
去年は「オス派」が多かったが、僕はメスのタマゴも大好きだ。


鮮やかなオレンジ色のタマゴ!
ホクホクとした食感と濃厚な旨味がたまらない。

いやはや、今年も大満足。
カニの余韻に浸りながら、ビールを飲む。


…しばらくすると、テーブルのどこかから信じられない一言が。




「カニ、2匹余ってるんですけど。」

マジですか!?


今すぐにぶんどって食べたい。

そんな欲望を必死で押し殺し、しばらくテーブルの様子をじっと見回す。
性別、年齢…一般社会の序列・常識で考えたら、
僕はこのテーブルの中で最もプライオリティが低い。

「然るべき人に食べてもらうべきだ。意地汚い真似はよせ。」
「もう2匹食べたから十分満足だろう。」そう自分に言い聞かせる。

ところが、みんな気を遣っているのか、遠慮してなかなか手を挙げない。
大皿に寂しく残されたメスガニ2匹を中心に、張り詰めた空気が流れる。




…よし、今なら行ける。言ったもん勝ちだ!

「僕、頂いちゃってもいいですか?」


見事3匹目ゲット!
残った2匹のうち、もう1匹はカメイさんの手に。


この3匹目がミソも一番多く、今日食べた中で最も旨かった。
背徳の味?いや、情熱の勝利。実に得した気分だ。

上海蟹を満喫したあとは、松江の映画村へ。
移動中寝ないように頑張っていたが、酔いが回って力尽きる。


ここは昔の南京路を再現したもの。
いわゆる「オールド上海」というやつ。



酒飲みグループはここでもビール!
キンキンに冷えたバドワイザーに、おつまみのえびせん。
飲みながら建物の中の展示物を見て回る。


この信号は見覚えがある。
映画「カンフーハッスル」で、チャウシンチーが
中に入ってボコボコ手形をつけてぶっ壊した、あれだ。

帰りのバスでも爆睡、気がついたら解散場所に到着していた。
----------------------------------------------------
それにしても、今年の蟹ツアーはよく飲んだ。

同時に、これまでで最も楽しかった。
(その証拠に、日記が1回に収まらなかった。)
酔っ払って気持ちよくなったせいも多分にあるが、
「酒飲みグループ」の人々と交流できたのが何よりも大きい。

次の蟹ツアーは1年後まで待たなければならないが、
酒飲みイベントは頻繁に行われているに違いない。
今後は積極的に参加させて頂きたい。

2008.11.02 Sunday / その他 / comments(0) / trackbacks(0)
| 1/4 | >>