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2010.10.11 Monday / - / - / -
#09年・清明節の予定

4月4日〜6日の3連休、もちろん今年も旅に出る。
今回の目的地は「河北省」。

朝8時虹橋発のCAで北京入り、間髪入れずに
バスで河北省涿州市へ向かう。

涿州は、三国志の始まり「桃園の誓い」が行われた場所。

最近「三国志」を読んで深く感銘を受け、今後の
旅のテーマに「三国志ゆかりの地」が新たに加わった。
三国志の名所巡りは、やはりここから始めるべきだろう。
「桃園」のほかに、張飛を祀った廟もある。

涿州はこの旅最大の目的地だが、
「桃園」と「張飛廟」を見たら終了。半日あれば十分だ。

夜涿州から電車に乗り、およそ3時間掛けて河北省の省都・石家荘へ。

石家荘では、主に正定の寺巡りをする。
何だか最近「寺」に飢えている。
僕は仏教徒ではないが、あの木造寺院の古びた匂いと
線香の香りがときどき懐かしくて仕方がなくなる。

あと、石家荘と聞いて思い出すのが…

「毒入りギョーザ」の天洋食品。
「メラミン牛乳」の三鹿乳業。

あまり悪ノリしすぎると身に危険が起こりうるので、
外からチラ見する程度に留めたい。

最終日の6日。石家荘から朝の新幹線で北京へ移動。
(所要時間2時間)

北京には何度も来たことがあるが、
今回はあの「パクりテーマパーク」として
有名な「石景山遊楽園」へ行ってみたい。

間もなく空港へ行くタクシーが迎えに来るが、実は昨夜寝ていない。
(午前2時に飲み会から帰ってきて、今までネットで旅の下調べ等していた。)
移動中恐ろしい眠気に襲われること確実である。それが少し楽しみだったりする。

2009.04.04 Saturday / 旅行‐河北・北京 / comments(0) / trackbacks(0)
#桃園の誓い(09清明節1)

4月4日(土)。
旅行の前日は興奮してなかなか寝付けないものだが、
徹夜で出発するのは今回が初めてである。

まずは虹橋空港から朝8時発のCAで北京へ向かう。
機内では、清明節のお菓子「青団」を。(上海で買って持ち込んだ。)
ネバネバと歯にまとわりつく真緑の団子は、草の香りが仄かに香る。
中の餡はこってりで、甘さは控えめ。季節のお菓子っていいよね。


北京首都空港からリムジンバスで中心部へ。
ヨダレ垂らして爆睡。

最初の目的地は、河北省涿州市。北京はあくまで中継点である。
中国のサイトで下調べした情報によると、涿州には
「天橋」から出ている路線バス「917番線」で行けるらしい。


正確には「917支4」。このバス停は天橋南大街ではなく、
北緯路沿いにある。(南緯路かも…とにかく、劇場がある通り。)
北京=アウェーの僕にとってはかなりわかり辛い場所にあった。

―午後2時、涿州市到着。北京からおよそ1時間半、意外と掛かった。
実はこれが河北省初上陸で、今回河北省を目指した理由の一つでもある。

あまり時間に余裕がない。
路上で適当にタクシーを捕まえ、桃園の誓いの地=「三義宮」を目指す。

タクシーはメーター無し。運転手の言い値は、
バス停→三義宮→張飛廟→涿州駅のチャーターで50元。
距離感は全然わからんが、まぁ妥当な値段だろう。


遂に来た、「三義宮」。

二つ目の門を潜ると、関羽&赤兎馬、劉備の人形が両脇に立っている。
冷静に考えると非常に「ちゃちい」作りだが、すっかり感情移入。

更に前へ進み、一番奥の本殿へ。


おぉぉ、劉備!
中心に鎮座するのは、やはり劉備の巨大な像。
ここでは劉備、関羽、張飛らが神仏のように祀られている。

脇に座っていた僧侶の爺さんに勧められるまま、像の前で三度礼をする。
続いて、爺さんが差し出してきた棒のおみくじを引く。

「おぉ、"上上神簽"!ちょっとこちらに来なさい。」

爺さんが最初に座っていた机で、おみくじの説明を受ける。

「あなたの運気は上向きです。今から120日後に必ずいいことがあります。」

おぉ、いいじゃないか!

と思ったら、二言目には…

お布施を下さい。300元、600元、900元。少しでもいいです。」

Min300元?冗談じゃない。
何度か断ったが、爺さんはしつこく食い下がってくる。

…やっとの思いで爺さんの手を振り切り、再び本殿の観察。


劉備の右側には、関羽。


その脇には、軍師の人形が並ぶ。
手前は諸葛亮龐統


劉備の左側には、張飛。


その脇には、武将の人形が並ぶ。
手前は趙雲黄忠

吉川英治の小説を思い起こしながら、それぞれの像の前で感慨に浸る。

…さっき断ったお布施の件が心に引っかかっている。

ここで幾ばくかの金をケチったがために
幸運を逃しては、元も子もないのではないか。

真面目にそう考えた僕は、結局100元札1枚を爺さんに渡した。

爺さん、さっきの説明書きをもう一度見せてくれ。


120日後に起こる「いいこと」って…遂に彼女ができるのか!?
過剰な妄想を膨らませながら、本殿を出る。


来た!ここが「桃園三結義」=「桃園の誓い」が行われた場所である。

生まれた日は違えど、同年同月同日に死なんことを願う。
三国志はここから始まった。3人の雄姿に思いを馳せ、胸が熱くなる。

そばには家族連れの観光客(娘姉妹&父母)とガイドがいた。
この家族連れに便乗し、ガイドの話に耳を傾ける。

ガイド「石碑の下の石は、3人が実際に跪いたところです。」
娘「ありえな〜い。」

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いまエクセルで計算した。
4月4日(土)の120日後は、8月2日(日)。週末である。
この日に何が起きるのか、改めて報告したい。

あの爺さんというより、劉備のご加護を信じている。

2009.04.11 Saturday / 旅行‐河北・北京 / comments(2) / trackbacks(0)
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