上海朝風呂集団有限公司

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2010.10.11 Monday / - / - / -
#湖南料理を味わう(09端午節2)

5月28日(木)、湖南省岳陽市。
岳陽楼を出て次の目的地へ向かおうとしたが、
岳陽楼の案内所でお姉さんに話を聞いてみると…

君山島行きのフェリーは本日終了。明日また来てね。
魯粛の墓は現在改修中(本当か?)。

岳陽の滞在時間わずか1時間半で、やることがなくなってしまった。
時刻は午後4時半。帰りの電車も、こんなことなら
7時半発じゃなくて5時半発のチケットを買えばよかった。

適当に路線バスに乗ってみるも、ただ訳のわからない町外れに辿り着いただけだった。



結局こんな廃墟写真を2-3枚撮り、岳陽駅へ戻るバスに乗り込む。
俺、いったい何しに来たんだろう…。

岳陽駅に着いた時点でまだ6時前。
もう何もすることないし、とりあえずビールでも飲むか。
駅前のスーパーに入り、ビールとつまみを物色する。


岳陽楼ビール!
これは思わぬ収穫。一気に興が戻る。


地元・岳陽の豆干。スーパーも販促に力を入れていた。
正直あまり気が進まなかったが、岳陽訪問の記念に。
岳陽楼を見てガッカリしただけではあまりに寂しすぎる。

真空パックを開け、恐る恐る最初の一口。

「…!!」


旨いぞ、これ。
まず、「変な香辛料の味」がしない。
買う前に原材料を入念にチェックした甲斐があった。
そして、唐辛子の強い辛味が食欲を刺激する。
これが湖南テイストってやつか。ビールのアテに最高だ。

躊躇して無難なピーナッツなんかを買ってたら、この喜びは味わえなかった。
ほんの一握りの勇気。これからも大切にしたい。

結局1パック(100g)を完食し、再びスーパーに戻って3パックまとめ買い。


午後9時、長沙駅に到着。
晩飯はもちろん湖南料理。時間も遅いので、ホテルの近くで店を探そう。


「黄春和」。創業100年の老舗らしい。


白沙ビール!キリッと冷えてて旨い。


豆豉辣椒炒大蒜(ニンニクの豆豉と唐辛子炒め)。
もの凄い料理名に惹かれて思わず注文。
真っ赤な料理が出てくるかと思いきや、意外にも青唐辛子だった。
しかもなぜかニンニクは入っておらず、代わりにネギが入っている。
青唐辛子の青臭い香りと豆豉の熟れた塩気は抜群に相性がいい。



メインディッシュは、魚の頭。
湖南料理と聞いてまず頭に思い浮かぶのが、この魚の頭である。


唐辛子の赤、ネギの緑、ニンニクの白、豆豉の黒褐色。
現代アートと呼ぶに相応しい、この美しい色取り。
淡水魚特有の淡白な旨味を極限まで引き立てる最強の味付け。
ここまで人間の五感にダイレクトに訴える料理はなかなかない。

汗をかきながら、料理2品とビールの往復を夢中で繰り返す。


―夕方につまみ食いしたせいか、意外とすぐに満腹になる。

少し疲れているのかもしれない。
明日もあるので、今夜は早めに寝よう。

2009.06.01 Monday / 旅行‐湖南 / comments(0) / trackbacks(0)
#毛主席の故郷(09端午節3)

5月29日(金)、湖南省長沙市。
午前5時過ぎに起床、6時にホテルを出る。
この日の目的地は、毛沢東の故郷「韶山」。
韶山行きの電車は6時半発の1日1本しかない。

駅へ向かう途中、スーパーの看板が目に留まった。
立ち止まってよく見てみると…


エビちゃん!(笑)

右手に持っているのは富士フイルムのデジカメではない。スーパーの会員カードだ。
エビちゃんもけっこう地味な仕事受けるんだなぁ…ものすごく親近感が湧いた。


車内で朝飯。この三角形のパンがやけに旨かった。
しっとりした食感のスポンジ生地で、甘酸っぱいオレンジ味。
子供時代を思い出す、どこか懐かしい味だ。

―長沙から韶山までは、およそ3時間弱。

実を言うと、朝から腹の調子が良くない。
途中腹を押さえてうずくまる時間が幾度もあった。
昨夜辛い料理を食べたせいだろう。


韶山駅、到着。
毛主席の肖像画が神々しい。

駅から数キロ離れた場所には、毛沢東の実家を始め、毛沢東記念堂
毛沢東銅像広場など、数々の「毛沢東スポット」が集結している。
観光用のバスに飛び乗り、いざ「毛沢東ツアー」へ。

―最初に着いたのは「毛沢東記念堂」。
記念館と近くの景勝地「韶峰」のセット入場券をいきなり118元で買わされる。


偉大なる毛主席の生涯を写真で辿る。

記念館を出て次に向かったのは、
この旅最大の目的地「毛沢東の実家」。

(よく見ると、写真の右側は隣の家だった。)
中国建国の父・毛沢東の激動の生涯は、のどかな農村の家から始まった。
毛沢東の寝室や家の生活用具などが残されており、実に感慨深い。


銅像広場へ向かう細い山道には、毛沢東グッズを売る出店が所狭しと軒を連ねている。
正直どこかで見たことがあるものばかりだが、やはりここで見ると有難みが違う。

ここで小ぶりの銅像(胸像とセットで10元)とバッヂを購入した。

2009.06.02 Tuesday / 旅行‐湖南 / comments(0) / trackbacks(0)
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