上海朝風呂集団有限公司

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2010.10.11 Monday / - / - / -
#上海の麺(康師傅私房牛肉面)

残念ながら、諸事情により今年の蟹ツアーは参加できなかった。

ドラマのエキストラの呼び出しを待っているうちに申し込み期限が過ぎてしまった…
というのが正直なところだが、金曜日に会社の飲み会でぶっ潰れ、土曜は終日死亡。
結果的にあの状態では蟹ツアー・エキストラどちらの参加も叶わなかっただろう。
蟹ツアーにもエキストラにも出られない自分を正当化するために、金曜日は
わざと痛飲したのでは?
…そんな深層心理が働いていたことを決して否定できない。

小難しい話はさておき、久しぶりの「上海の麺」。
前回はいつだったっけか…調べるのも億劫なくらい、かなり前の話である。
実は国慶節前から気になっていた店が一軒あった。


地下鉄二号線「楼山関路」の駅前にある「康師傅私房牛肉面」。

「康師傅(カンシーフ)」=即席めん中国国内トップシェアを誇る台湾系の総合食品メーカー。
あの康師傅が、こんな小洒落たラーメン屋をオープンさせたのである。

インスタントにしては、なかなかの気合の入り様ではないか。
一体どんなに旨いインスタント麺が出てくるんだろう。
店に入るまでは、インスタントの「紅焼牛肉面」に豪華なトッピングを
施した麺が出てくる可能性を真面目に否定できなかった。

―大勢の客で賑わっている店内。
他の客が食べているのを見て、インスタント疑惑は無事払拭された。
相席に座り、メニューを一瞥する。

「…!?」

金頂牛肉面、108元だと!?

何だこれは。
大人のげんこつ大の牛肉の塊が丼の中央に鎮座している写真はインパクト大。
確かにこれも凄いが、ちょっと待ってくれ。まだ心の準備ができていない。
今日は普通のを食べさせてくれないか。

金牌紅焼牛肉面、34元…これもかなり立派なお肉が載っている。
私房紅焼牛肉面、20元…どうやらこれがボトムプライスのようだ。今日はこいつで。

それにしても、たかだか紅焼牛肉面にMin20元って、相当高級な店だな。
これで旨くなかったら、マジで承知しないからな。


「私房紅焼牛肉面」。小洒落た器に入って出てきた。
パッと見は悪くない。あのインスタントのイメージとは随分違うな…。
康師傅のインスタント麺、焼きそばは旨いがラーメンはイマイチな印象がある。

緊張の一口目、まずはスープから。


「…!!」



旨い!!


ビーフステュー。「シチュー」じゃなくて「ステュー」だ。
この感じ、わかるだろうか(わかんないよな)。少し補足すると、
牛肉麺というよりも高級な西洋料理を思い起こさせる、上質の牛骨スープ。
変な香辛料の味は一切しない。あの大味なインスタントからは想像もつかない旨さ。


うどんのような太目の平打ち麺も、コシがあっていける。
麺がツルツルと滑らかな上に箸が太いため結構掴みづらく、汁が容易に跳ねる。
ここで食べるときは白い服は着て来ないほうが良いだろう。


そして、この立派な牛肉。テラテラと眩しい見た目に違わず、味も最高。
口に入れるとホロリと崩れ、赤身の旨味と脂の甘みが口いっぱいに広がる。
この牛肉も「ビーフステュー」を一層強く印象付けている。

無我夢中で麺を啜り、スープも完飲。

これは素晴らしい。1杯20元の価値はある。
食べてる途中から入り口の前に行列ができ始めたが、その人気のほども頷ける。

次は34元の「金牌」、そしてその次でいよいよ
108元の「金頂」にトライすることを今から予告しておこう。

2009.11.08 Sunday / 上海の麺 / comments(0) / trackbacks(0)
#新疆インスパイア8
先週の土曜日は、久しぶりに「新疆インスパイア」な気分だった。 ずっと前から気になっていた、虹橋パークソンの近くにある新疆料理屋を訪問。 遵義路×茅台路。比較的高級な虹橋開発区エリアにおいて、 このどローカルな佇まいは異彩を放っている。 店内は中国人の若者を中心にほぼ満席。 新疆黒ビールをチビチビ飲みながら、羊肉串の出来上がりを待つ。 実はそれほど飲みたい気分ではない。 前日に会社の飲み会で飲み過ぎて、今もまだ少し気持ち悪い。 だが、こういうときに軽く飲むと逆に気分が楽になるのだ。 店内ではウイグル語のドラマや音楽番組のDVDを流している。 ウイグル族向けのエンタテインメントの市場規模って、どれくらいあるんだろう…。 羊肉串。 大ぶりでなかなか旨そうじゃないか。

期待に胸を膨らませながら、最初の一口。

「…!?」

柔らかい食感…と思ったら、上の方の肉は火の通りが十分でなかったようだ。
そして香辛料が弱い。店員に追加してもらったが、クミンがほとんど入っていない。

期待が大きすぎたか…「寧夏の奇跡」以降、舌が肥えてしまったのかもしれない。
今日は羊肉はこのくらいにして、別の料理を食べよう。

碎肉炒面。
マカロニのような形状の新疆焼きそば。レンゲですくって食べる。

「…!!」

シルクロードテイスト。
羊の挽き肉、みじん切りの野菜、コシのある麺が
甘酸っぱいトマトソースとよく絡み、口の中で踊る。

新疆ビールは大ビンにチェンジ。
ラベルが剥がれてしまっているが、キンキンに冷えてて旨い!
焼きそばとビールを交互に味わいながら、しばし至福のひととき。


「串は微妙だが、料理は旨い。」というのが食後の正直な感想だが、
後日この店に行ったことのある友人に尋ねてみると「串も美味しかった」という。

この日はたまたま調子が悪かったのかもしれない。折を見て再トライしたい。
2009.11.22 Sunday / ローカル飯 / comments(0) / trackbacks(0)
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