上海朝風呂集団有限公司

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2010.10.11 Monday / - / - / -
#夜のパビリオン(万博2回目3)

5月30日(日)、上海万博。
スリランカ館を出ると、外はどっぷり日が暮れていた。

スリランカ館の近くに、雰囲気のある佇まいのパビリオンを発見。


ネパール館。なるほどね。


ネパール館のメインの建物は、らせん状の通路が懸かる近未来的なデザイン。
上海っ子さん曰く「ディズニーシーに似てる」。
へぇー、ディズニーシーってこんなんなんだ。(←未体験)


ニュージーランド館。
同国が持つ開放的なイメージを前面にアピールしていた。
ニュージーランドならストレスとは無縁の生活が送れそうだ…。


マレーシア館。
東南アジアの中でも比較的イメージが沸く国であることと、
やや疲れてきたせいもあり、二階の展示スペースには上らずに軽く見て回る。


インドネシア館。
意外とデカい。正直、コンテンツよりもサイズの方に驚いた。
入口付近にはインドネシア料理のレストランがあり、客は旨そうにナシゴレンを食っていた。
オープンスペースだし、メシを食う場所としてはここもいいかもしれない。


ブルネイ・ダルサラーム館。
普段あまり接点がない国に触れられるのが万博の醍醐味と言えるだろう。


フィリピン館。
イメージ通り(?)ハデハデな外観。
中国でよく見かけるスナック菓子の「Oishi(上好佳)」
フィリピンのブランドで、ここでも「Oishi」の菓子が売られていた。


タイ館。
タイは僕にとって数少ない「実際に行ったことがある国」の一つである。
可愛らしいタイ語訛りを利かせたお姉さんの喋り声(中国語)は印象的だったが、
イメージ映像はそれほど面白くない。あぁ、久しぶりにタイ行きたいなぁ…。

―時間は午後9時半を経過。徐々に閉館するパビリオンも見え始めてきた。

こんな時間でもまだ行列ができているポルトガル館を尻目に、開いてるパビリオンを駆け足で探す。


フィンランド館。
あまりいいアングルではないが、正面撮りにこだわっている時間はない。
早く入らないと閉まってしまう。中はすり鉢状になってて不思議なデザイン。


サウナ。
フィンランドと聞いてまず思い浮かぶのは、サウナ。
(コマ劇のあそこで一回寝泊りしたなぁ…すげぇ酔っ払って。)
期待通りここにもサウナの紹介があった。死ぬ前に一度本場のサウナを体験してみたい。

フィンランド館を出た時点で、午後9時55分。
あと1箇所行けるかどうか…どこへ行く?


―中国人の若い姉ちゃんがオーストラリア館の呼び込みをしている。

「オーストラリア館、今なら並ばずに入れますよー」
「昼間だったら3時間待ちですよー(笑)」

(笑)が少々気に食わないが、冷静に考えるとここがベストだ。


オーストラリア館。
オージービーフバーガーみたいなファストフードが充実してて、この時間でもやっていた。
凝ったセットのスクリーンで見るイメージ映像は見ている間に眠くなってくる。
個人的にはニュージーランド館の方が印象がいい。

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グルメ=飲み。ショッピング=衝動買い。
2回目の訪問で万博の楽しみ方が掴めてきたような気がする。

3回目は早ければ今週日曜日を予定している。

2010.06.01 Tuesday / 上海万博 / comments(0) / trackbacks(0)
#ケース館を飲み歩く(万博3回目1)

6月6日(日)、午後4時半。
地下鉄人民広場駅・8号線のホームに集合。

今回の仲間は1回目で一緒だった同年会の友人「Aさん」、そして彼女の留学生友達「Kくん」。

オレ3回目なんでよろしく。
人生初万博というKくんを前に、思いっきり先輩面をかましながら地下鉄に乗り込む。

西蔵南路の駅で地下鉄を降り、例によってガラガラのチケット売り場で
夜券を購入。ここまでは過去2回と変わらぬ順調な滑り出しだった。

ところが。


「…!?」



並んでる!
過去2回とも安全検査までは1秒も待つことなく完全フリーパス状態だったのが、
今やあの屋根へ入る前にこの行列。それほど長い時間待たされたわけではないが、
午後5時入場=行列ゼロが当然だと思っていた僕は驚きを隠せなかった。

確かに最近は「xx日の万博入場者数は**万人を突破!」みたいな景気のいい
ニュースをよく目にする。ようやく万博も市民に浸透し始めてきたということか。
「並ばずに入れる」という夜券のメリットが失われつつあることは少々残念ではあるが、
「夜券の先駆者」を気取っていた僕にとって、「同志」が増えたのは少し嬉しい気もする。

中に入っても、過去2回より明らかに人が多い。

「xx館は1時間半待ち、**館は2時間半待ちです。」

企業館エリアの待ち時間を告げる場内アナウンスが聴こえる。こんなの初めてだ。

―最初に向かったのは、浦西側でもまだ行ったことがない「ケース館」エリア。
各国の比較的大きな都市が独自のパビリオンを出展している。


ケース館エリア。
狙い通り人影はまばら。行列が見られるのは台北ケース館だけである。

とりあえず一番近くのケース館に入る。


アレクサンドリア・ケース館。
おぉ、なかなかいい感じじゃん。エジプトのオアシス的な雰囲気が溢れている。

過去2回の経験から学び、僕はあるものを用意していた。
カウンターに立つエジプト人の下へ駆け寄り…。


スタンプゲット!
公認グッズの「万博パスポート」がいつも売り切れなのに耐えられず、代わりに
カルフールで安い手帳を購入して持ち込んだのだ。そして遂に念願の初スタンプ。
各パビリオンでスタンプを集めて回ること、これが万博の醍醐味の一つである。

新たな楽しみを覚え、快調なペースでケース館を巡る。


デュッセルドルフ・ケース館。
ドイツの主要都市。日系企業も多く進出していることで有名。
水郷の町らしく開放的な雰囲気。

―どこからともなく、いい匂いが漂ってくる。


ちょっと小洒落たレストランを発見。
こいつはもしや…中に入ってみよう。




…来た!



ドイツビール!!
この瞬間を待ちわびていた。パビリオンの中で各地の自慢の酒を味わう…
これこそが万博最大の醍醐味であり、僕が万博へ通い続ける一つの目標でもあった。


Aさんと2人で乾杯(Kくんはパス)。お先に頂きます!


「…!!」


うめぇ!

酵母全開。
麦芽の香ばしい香り。普段飲んでいるビールとは全くの別物である。
テラスに腰を下ろし、本場のビールを味わいながら、しばしドイツ気分に浸る。

ポルトアレグレ(ブラジル)、ボローニャ、深圳、ソウル…
高いテンションを維持しながら、その後も続々と各都市のケース館を回る。

続いて向かったのは、万博のグッズショップ。
一人だけスタンプを押せないKくんのために、パスポートを買い求める。
これまでどこへ行っても売り切れだったから、期待薄だと思うけど…。


あった!
カルフールで買った安い手帳にスタンプを押してもらったばかりだが、やっぱり
僕も本物が欲しかった。これで気後れすることなく堂々とスタンプラリーを満喫できる。

そして、Kくん。君もこれで「スタンプ童貞」を卒業だ!

Kくん:そうですね! まずはどこで「筆下ろし」してもらいましょうか。
僕:    そんなの適当なとこで「捨てちゃえば」いいんだって!
Aさん:ダメだよ! やっぱり最初は「心から好きな人」とじゃなきゃ…。

バカ丸出しのトークで盛り上がりながら、都市未来館方面へ。


スペース海宝!
宇宙服を着ていることで一層愛くるしい姿に。
何かのパクリだなんていう噂もあるが、個人的には愛知万博の
モリゾー・キッコロよりも海宝の方がデザインは断然優れていると思う。

―ケース館・4の2。

Kくんの「スタンプ童貞喪失」のお相手は「オリンピック村(北京)」だった。
下品な例えで本当にすまない。

続いてイズミール(トルコ)と香港のケース館を回り、バルセロナへ。

「…!?」


ちょっと小洒落たワインバー。いいねぇ。

パビリオンの中で酒を見つけたら素通りはできない。
Kくん、ここは僕がご馳走するよ。


サングレ・デ・トロ(赤 2007年)。
スペイン語を喋れるAさん曰く「牛の血」という意味らしい。

今度はAさんがパスで、Kくんと2人で乾杯。カチーン!

「…!!」

押しの強い旨味と渋味。「タンニン」という単語が思い浮かぶ。
特にワインはド素人なのでこの程度の感想しか申し上げられないが、
こうしてパビリオンの中で飲むと格段に味わい深く感じる。

―気がつけば午後7時半。

デュッセルとバルセロナで飲んだくれたせいで、予定時刻を
だいぶオーバーしてしまった。そろそろ対岸の浦東側へ向かおう。

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ドイツやスペインなど超メジャークラスの国家パビリオンに
入ろうと思ったら、いったい何時間待たなければならないだろうか。
そして今や夕方でも企業館エリアは1-2時間待ちが当たり前という世界。

並ばず入れる上に酒まで味わえるケース館は「最後の穴場」と言えるだろう。

2010.06.07 Monday / 上海万博 / comments(0) / trackbacks(0)
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