上海朝風呂集団有限公司

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2010.10.11 Monday / - / - / -
#ヘビへの過剰な期待(清明節2)
4月4日、午後6時過ぎ。長い夕寝から目が覚める。

古めかしいネオンがギラギラ輝く度暇区を
そぞろ歩きながら、どのメシ屋へ入ろうか考える。

何を食べるかは既に決まっていた。武夷山名物の「ヘビ」である。
武夷山の街は、至るところでヘビ酒の店が軒を連ねる「ヘビタウン」だ。
例のごとく、路にたむろしているバイクタクシーに声を掛ける。

「ヘビが食べたい。一番旨い店はどこだ。」
「じゃぁ俺が連れてってやるよ。」

度暇区を離れ、空港方面に向かって走るバイクタクシー。
途中で脇道に入り、武夷山随一の有名店「農家飯荘」に到着。

1斤(500g)240元だったか、とにかくめちゃくちゃ高い!
一番小さいヘビでも1匹2斤以上あり、余裕で500元オーバー。
「き、今日はパスしとこうかな…。」弱気な考えが頭をよぎったが、
キジなど他の動物も結構なお値段だし、せっかくなので思い切って注文する。
重さを量るときは布袋に入っており、ヘビの生きた姿は直接見られなかった。


個室へ案内される途中、巨大なビールタンクを発見。
その名も「武夷生啤」!いいねぇ〜。

サービスの青菜炒めをつまみながら、ヘビ料理の到着を待つ。

最初に出てきたのは、これ。


ヘビの血と、ヘビの肝入り白酒。
紅白の鮮やかなコントラストが目に眩しい。
鼻に近づけて匂ってみると、血も白酒で割ってあるようだ。
血液100%では飲めるわけないか。バイクタクシーの運転手曰く、
「肝はめちゃくちゃ苦いから絶対に噛むなよ、呑み込むんだ。」

昂ぶる気持ちを抑え、まずは血から。

「…ぐおぉ!!」

こいつは効くぜ…と言っても、単純に白酒のアルコールによるものだが。
口の中に残った液体をよく味わってみても、血液らしき味は全くしない。
血液そのものが強烈過ぎるから、白酒でたくさん薄める必要があるのだろう。

続いて、肝入り白酒をひと呑み。

「…!!」

怖いもの見たさで肝を噛み潰したい欲求を、何とかギリギリ抑えた。
いきなり白酒2杯を一気して、早くも酔いが回ってくる。
いかん、早く薄めなければ…。


武夷生啤、ピッチャーで登場。
フレッシュで味も濃く、なかなか素晴らしい。
白酒の直後に飲むと余計爽やかに感じられる。


遂に来た、ヘビ!
まずは骨周りで取ったスープをお楽しみくださいと、そういうことだな。
まるまる1本入った骨周りをレンゲで切り分け、可食部の少ない身にしゃぶりつく。
鶏モモのような食感で、特に臭みのようなものは感じられず、食べやすい。
ダシもなかなか上品な味ではないか。

これからメインのヘビ肉をダイナミックに味わえると思うと、
胸がワクワクする。いったいどんな料理になって出てくるんだろう。

…スープが来てから数十分。青菜炒めをちょこちょこつまみながら
メインディッシュの到着を待ち続けるも、一向に出て来ない。
ちょっと時間掛かり過ぎだよね。バイクタクシーの運転手に訊いてみる。

「もう一品、まだ来てないんですけど。」

「それで全部だよ。」


…えぇーっ!?

ちょっと待て。
この骨だらけでダシガラ同然のシロモノが500元以上もするというのか。

「まず頭は食べないだろ?で、皮も食べないよね。
内臓も食べないから、全部取り除いたらこんなもんだよ。」


この運転手が悪いわけでは全然ないんだが、よくもいけしゃあしゃあと…。
やり場の無い憤りと落胆に、ただ肩を震わせる。

もういい、米飯持って来い。

既に冷め切った青菜炒めでパサパサの米飯を掻き込み、ありもしない
メインディッシュの為にわざわざセーブしていた生ビールで一気に流し込む。
ぶっちゃけると、ヘビなんて高いばっかりでちっとも旨くない。
ここまでコストパフォーマンスの悪い動物を食べたのは生まれて初めてだ。
青菜炒めと茶碗3杯の米飯、1ℓちょいの生ビールを胃に納め、腹だけは膨れる。

一人でヘビを食べようという試み自体が間違っていたのかもしれない。
しかし、ヘビを積極的に食べたいという仲間を割り勘で一人当たり
100元を切るまで募ろうと思ったら、それなりの時間がかかる。
そして、僕はそこまで気長でマメな人間ではない。
2008.04.08 Tuesday / 旅行-武夷山 / comments(0) / -
#キジが逃げた!(清明節3)
4月5日。
前日の夜ヘビの店へ行ったバイクタクシーの運転手と、
朝9時半にホテルの前で待ち合わせ。

幸い雨は止んだが、またいつ降りだすかわからない。
この日はまず第一に、イカダ下りから始める。

4人連れの中国人グループと同じタイミングでイカダに乗り込む。
茶髪でチャラい見た目のガイドを先頭に乗せ、いざ出発。


簡素な作りのイカダはデフォルトで底が浸水してて、
座席の下の中央部に足の置き場が設置されている。

チャラいガイドと幸せそうな中国人家族との会話を
軽く聞き流しながら、目の前に広がる絶景に息を呑む。



迫り来る立体感。
「水墨画の風景」とか「ドラゴンボールの世界」
といった表現が本当に薄っぺらく思える。

賞味1時間半のイカダ下りで、60枚弱の写真と10秒程度の動画を6本ほど。
そして、お楽しみのランチタイム。


「武夷漂流」はいいとして、その下の
閩南人 浙江人飯店 上海 広東風味館」。
この一貫性の無さは、ちょっと胡散臭い。
武夷山にはこの手の看板を掲げた食堂がそこら中にある。

店の脇には、カゴに入った野生の鳥やウサギが並んでいる。
店のお姉ちゃんにまず薦められたのは、キジ。


しばし長考。行っときたい気もするが、少々高いし…。

煮え切らない僕を見かねて、カゴからキジを取り出す店のお姉ちゃん。
「ほら見て見て、これ美味しいのよ。」キジを持ち上げた次の瞬間、

…バサバサバサッ!!

もの凄い勢いで羽をバタつかせ、キジ逃亡。
あっという間に、路に停めてあったマイクロバスの屋根に飛び移る。
周りからヤジ馬が集まってきた。


モップや板切れを使って威嚇しようと試みるお姉ちゃんと
バイクタクシーの運転手だが、なかなかバスの屋根まで届かない。
キジと人間の睨み合いが続く。張り詰める空気…。

…ここで板切れがキジにヒット!
天高く飛び立つキジ。ダメージは負っていないようだ。
これはもう、逃げられてしまったか…。

しかし、キジは途中でバテた。建物の壁にぶつかって落下。
地面でなおも羽をバタつかせているところを、
バイクタクシーの運転手が見事取り押さえる。捕獲成功!


捕まえられてもなお有り余る元気。

気に入った。


「武夷ビール」。昼間っからビールって最高!

向かいに座ったバイクタクシーの運転手。おもむろに
別のビール瓶を取り出し、自分のグラスにトクトクと注ぎ始める。
食後も彼のバイクで観光に行くはずだが、大丈夫か…?

「そんなに飲まないから大丈夫だよ。」
この適当さ。面白いから許す。


さっきまで元気いっぱいだったキジは
ダイナミックにぶつ切りにされ、醤油煮込みに。
キジと醤油と香味野菜のみ、といったシンプルな構成で、
変な香辛料の匂いが無く非常に食べやすい。

「…キジ、旨い!」

キジ独特の香りのようなものは特に感じられなかったが、
普通のニワトリよりも肉の味が非常に濃い。
怒涛の勢いで、よく引き締まった肉を頬張り続ける。
まさにワイルドそのもの。


モモ、ムネ、手羽…余すところなく丸々1羽を全て食べつくす。
これだけキレイに食べられたら、キジにとっても本望だろう。
2008.04.10 Thursday / 旅行-武夷山 / comments(0) / trackbacks(0)
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