上海朝風呂集団有限公司

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2010.10.11 Monday / - / - / -
#石家荘の水餃子(09清明節2)

4月4日(土)、河北省涿州市。
「桃園の誓い」三義宮を出て、次なる目的地「張飛廟」へ。

タクシーが走り始めた直後。

「…!!」


壁新聞発見! 慌てて車を停める。コンクリ打ちっ放しの壁に、
こんなタッチの壁新聞が4種類描かれていた。こういう絵心は大好きだ。
改めて中の文章を読んでみると…"処罰多生""奨励少生"。
これを見たときは絵ばかりに目が行ってしまったが、そういう意味だったのか。


数十秒走ったところで、再度車を停める。
劉備、張飛、関羽の立派な銅像だ。


張飛廟。
この中にあのドラマに出てきた「古井戸」もあったはずなのだが、
てっぺんに桃がついた変なモニュメントに気を取られ、つい見逃してしまった。
ここではお土産の「三国志バッヂ」も購入。

当初は涿州から午後7時頃発の電車で石家荘へ移動する予定だったが、
タクシーの運転手によるとダイヤが変わっているらしく、7時の電車はないかもしれない。

「石家荘だったら、高速のサービスエリアから4時10分発のバスがあるよ。」

少し考えた結果、明らかに出発時間が早いバスに乗ることにした。
ところが、サービスエリアに着いてみると…。

「バスはたった今出ちゃったね。次は5時10分だ。」

ギリギリ間に合わなかったようだ。
サービスエリアで砂糖入りの緑茶を飲みながら、所在無く次のバスを待つ。



―5時10分。何やら乗客らしき人がたくさん集まってきた。
バスが来たか?…と思いきや、汚いサンタナ2台=乗り合いのタクシー。

バスはもうすぐ来るだろうし、何より知らない街でこの手のタクシーは危険すぎる。

高速のサービスエリア。
地面に腰を下ろし、暮れ行く夕日を眺めながら、ただひたすらバスが来るのを待ち続ける。

一度バスに乗ったらトイレに行けなくなるので、ビールを飲むのもはばかられる。
iPodから流れるボブ・シンクラーとは対極的に、テンションは下降の一途…。

結局、バスが来たのは午後6時前のことだった。

「おいお前、何写真撮ってんだ!?」
さんざん遅れた上に文句まで言ってくるのか。腹の立つ運転手だ。

―道中はほぼ爆睡。
乗車からおよそ3時間後、ようやく石家荘に到着。


バスを下りたちょうど目の前に、宿泊先の「如家酒店」があった。これは嬉しい!
フロントのお姉さんが僕のタイプだった(?)ことも手伝い、徐々にテンションが回復してきた。

休憩もほどほどに、晩飯を食いに出かける。


ホテルの近くの裏路地には、どローカルな食堂が軒を連ねている。
特に河北名物と銘打った料理があるわけではないが、
こういう雑多な光景はどこで見てもワクワクする。


通りを5往復ぐらいしながら迷った結果、一軒の餃子屋さんに入る。
「石家荘」と聞いて「ギョーザ」を連想する日本人は、僕だけではないだろう。
ちょっと不謹慎だけど。


坊主頭が清清しいご主人と奥さんは、翌日の仕込みに精を出している。
ここの餃子は完全手作り。野菜を刻む包丁のリズミカルな音が耳に心地いい。


労山ビール(労は山へん)。確か山東省のビール。
冷えたのがないことぐらい、店の雰囲気を見れば一発でわかる。
聞くだけ野暮、ここは郷に従い黙って常温が然るべき態度だろう。
冷えてないだけに安ビール独特の臭みが強調されるが、疲れているので何でも旨く感じる。


茹でたての水餃子。1人前でこんなにドッサリ。
「石家荘のギョーザ」、その実力やいかに…。

「…!!」

旨い!
最大のポイントは、ネギ。普通餃子には入れない野菜だが、
ネギ特有の爽やかな香りと微かな甘みが食欲を一気に増進させる。
一心不乱に餃子とビールの往復を繰り返す。


卓上の生ニンニク。皮を剥いてガリッと齧れば、強い辛味とニンニク臭が
口中に広がり、ただでさえ旨い餃子の味が更にグレードアップする。

1人で食べきれないほどの餃子とビール2本で、計13元。
値段も神懸かっている。

「石家荘のギョーザ」と聞いても、今はこの旨い水餃子がまず頭に思い浮かぶ。

2009.04.19 Sunday / 旅行‐河北・北京 / comments(0) / trackbacks(0)
#工場見学(09清明節3)

4月5日(火)、河北省石家荘市。

石家荘。
河北省の省都の割りにはいまいちマイナーな都市だが、
2008年、日本でも一躍有名になった。

ブラックな方向で。

「毒入りギョーザ事件」。
「メラミン牛乳」。

食の安全を揺るがす2つの大掛かりな事件は、いずれも石家荘の食品工場で起こった。
これから先、石家荘市が日本の食品メーカーを誘致できる可能性はゼロだろう。

朝起きてまず向かったのは、「天洋食品」。
事前に下調べをしておいた同工場の住所を手掛かりに、タクシーで近くまで移動。
こちらの意図を悟られては非常に気まずいので、
運転手にも「天洋食品へ行ってくれ。」とストレートには言えない。
ちゃんと辿り着くか心配だったが、数分歩くと、見覚えのある工場が立っていた。

「おい、お前!」

知らない兄ちゃんがいきなり声を掛けてきた。

ヤバい。
絡まれたらどうしよう…。体中から変な汗が流れる。

「…車乗る?」

よく聞いてみると、タクシーの呼び込みだった。
良くないことと自覚してここへ来ているだけに、必要以上にビビってしまう。


天洋食品。
昨年前半は、この工場が日本のメディアに連日登場した。
休日なので工場は稼動していないはずだが、周りには意外と人が多い。


この看板。この辺にカメラを担いだ報道陣がたくさんいた。


「団結 進取 高効 奉献」。
立派なスローガンも、あの事件でケチがついてしまった。


敷地の周りの植え込みには、生ゴミが無造作に捨てられている。
当人たちの仕業ではないんだろうけど、特に食品メーカーはこの辺も気をつけた方がいい。

路線バスで一旦駅まで戻り、再びタクシーに乗り込む。

次の目的地は「三鹿食品」。
メラミンの含有量検査で、1社だけケタ違いの数値を叩き出したメーカーである。


旧「三鹿食品」。
別のメーカーに買収されたのだろう。「三元食品」という社名に変わっていた。
天洋食品と違い、奥のビルから頻繁に人が出入りしているのが見えた。


「生産名優乳品 奉献社会民衆」。



よく見てみると、ビルのてっぺんには「三鹿」の名残が残っている。

あと、バス停にも。



ギョーザ事件の真相は未だ闇の中。
メラミン牛乳に至っては、食品メーカーにあるまじき卑劣な行為である。

いずれにしても、一度地に堕ちた評判を取り戻すのは至難の業である。

2009.04.20 Monday / 旅行‐河北・北京 / comments(0) / trackbacks(0)
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