上海朝風呂集団有限公司

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2010.10.11 Monday / - / - / -
#串焼きストリート(09労働節2)

5月1日、山西省太原市。
3元床屋で坊主間際のナイスなショートヘアに生まれ変わった僕。
刈り上げ頭をポリポリ掻きながら、道教の廟「純陽宮」へ。時間は午後5時。

「もう終わったよ!」

崇善寺から徒歩数分。明らかに今日中に回れるはずだった
観光地を、床屋で時間を食ったせいで見逃してしまった。

もう、今日はいいや。

ホテルに戻ってふて寝。
のわりには、2‐3時間も爆睡。あー気持ちよかった。

寝ぼけ眼で外出、晩飯を食べる場所を探す。

「…!!」


来た!串焼き屋台がズラリと軒を連ねる通り。
こういう光景に出くわし、そして一緒になって庶民の味を楽しむために
僕は旅をしていると言っていい。名所旧跡云々なんていうのは完全に建て前だ。


手前から2軒目の「伊斯蘭烤翅」
中央のテーブルが1つだけ空いている。急げ!

串焼きを適当に頼み、ビールを注文。


雪花氷爽ビール。
他にも食堂の前を通るたびにビールの銘柄を目ざとくチェックしていたのだが、
太原にはローカルビールは無い、仮にあっても相当マイナーな扱いのようだ。

…旨い!
まさかのデジカメ紛失、そして3元床屋のナイスカット…。
かつてない絶不調に見舞われた旅行初日。
キンと冷えたビールが、心の底まで染み渡る。


まずはお決まりの羊肉串。
1本1元、値段相応の肉付きだが、味は申し分なし。


今日のメインは、看板メニューの鶏手羽!
香ばしい香りに涎が出る。

では、心して…。

「…!!」

旨い!
カリカリの表面を齧ると、中から手羽の旨味が滲み出てくる。
こんがりと焼き上げられることで余分な油が落ち、旨味が凝縮している。
1本5元という「高級ダネ」であるにも関わらず、多くの客が頼んでいるのも頷ける。
今夜はビールが旨いぜ!


手羽先に舌鼓を打ちながら、目は別の方向を向いていた。
あのデカい鉄板で焼かれている料理が気になって仕方がない。


牛肉餅!
瀋陽でも一度食べたことがあるが、瀋陽のとは比べ物にならないサイズ。

(新しいカメラを使い慣れていないので、うまくピントが合わない。)


「…!!」

見た目通りの旨さ。焼きたての表面はサクサククリスピー、
そして中の餡も素晴らしい。ショウガの粋な香りが食欲を刺激する。
ビールもう1本!


―だいぶ腹も落ち着いてきた。

周りの客の様子を眺めていると、何やらスープらしきものを飲んでいる。

よし、シメはあれを食べよう。
昼飯を食べてなかったとは言え、我ながら凄い食欲である。


名前は確か伴湯。
玉子スープ+ドロドロの「すいとん」が組み合わさったような料理だろうか。
なかなか旨そうだ。

「…。」

香菜味、全開。僕の苦手な香菜の味が思いっきりする。
上にチョコンと乗っかっているだけなら、最初に取り除くか(息止めて)食べちゃえばいい。
ところがこのスープは最初っから香菜が一緒に煮込まれてて、味が全体に染み込んでいる。
ゴマ油の風味なんかも凄く香ばしくて、とても旨い料理ではあるんだけど、
いかんせん香菜嫌いの僕にとってはツラいものがある。
※何だかんだ言って、このスープも8割方飲んだわけだが。

日中は散々な目に遭ったが、最後に旨い串焼きを味わうことができ、
旅行気分は一気にV字回復。徒歩でホテルに戻り、心地よい眠りに着く。

2009.05.04 Monday / 旅行‐太原・平遥 / comments(0) / trackbacks(0)
#平遥までの道のり(09労働節3)

5月2日、旅行2日目。朝6時15分に一度目が覚める。
いつもなら間違いなく二度寝するところだが、歯を食いしばって出発の準備を開始。
初日はほとんど観光できておらず、遅れを取り戻さなければならない。

7時前にホテルを出て、路線バスで五一広場前のバスターミナルへ。

バスに乗る前に、朝飯でも食べよう。



羊雑湯。
ヒツジの臓物入りスープ。羊の骨で取ったスープは滋味深い味わい。
ヒツジのモツを噛み締めると、独特の動物臭がジワリ。こいつは一癖ある。
中にはデンプンの太い麺が入ってて、朝飯にはちょうどよいボリューム。

―バスターミナルのチケット売り場にて。

「喬家大院行き?ここじゃなくて建南バスターミナルなんだけど。」

地図をよく見てみると、確かにもう一つ「建南バスターミナル」というのがある。
昨日上海から来たばかりの日本人が、そんなこと知る訳ないだろう。

慌ててタクシーに乗り、建南バスターミナルへ。
僕が乗る喬家大院方面のバスは、8時40分発。
ホテルを出てから出発まで実に1時間半以上掛かったことになる。

―9時40分、最初の目的地「喬家大院」に到着。

この日の予定は、午前中に喬家大院を訪問、午後半日で
平遥を観光し、夜に太原へ戻るという、けっこうな強行スケジュール。
遅くとも11時には平遥に向かって出発しなければならない。


「ペッタンペッタン…。」これはお餅ではなく、名物の飴。
他にも何十箇所という場所で、同じようにペタペタしている光景が見られる。

喬家大院は、昔の資産家の邸宅。
ガイドブックにも太原エリアの必見スポットとして紹介されている。
面白そうなので時間内に回れるかどうか心配していたのだが…。


人大杉。

じっくり見て回ればもっと面白いのかもしれないが、この人混み。
一気に興が冷める。

通路でこれだから、建物の中になど入ろうという気にもならない。


結局このショットをカメラに収めた後、足早に外に出る。
時間は10時半。幸か不幸か、スケジュール的にはちょうどいい感じになってきた。


「醋爽」。ローカルジュース来た!
太原は「老陳醋」というお酢が有名で、これはその「老陳醋」を使ったジュース。
ところが実際に飲んでみると、ただの無果汁リンゴジュース?
飲みやすいを通り越して、本当にお酢を使っているのか
疑問に感じるほど、お酢らしい味は全くしなかった。


「保健醋」。調子に乗ってもう1本、これはジュースというより栄養ドリンクだろうか。
店のおばちゃんがしきりに箱買いを勧めてきたが、そんなに要らないから(笑)。

気合を入れて、一口目。

「…ぐおぉぉ!!」

これは凄い。まんまお酢じゃねえか。

涙目になりながら幾度となく呼吸を置き、何とか完飲に成功。
こいつは効くぜ。何だか一気に身体が軟らかくなったような気がする。


平遥行きのバスに乗るため、喬家大院に面したバイパスに出る。

…初めに、バス停が見当たらない。路上でキャッチしろということか。

この乗り継ぎはこの旅で最も重要なポイントの一つ。
時間が限られているので、バスが捕まらなければタクシーに乗るしかないが、
タクシーの場合は100元200元は覚悟しなければならないだろう。
既にデジカメで多額の特別損失を計上しているため、
この局面は何としてもバスで乗り切らなければならない。

―午前11時を回った。バスはなかなか来ない。

「兄ちゃん、平遥へ行くのか?」

タクシーのおっちゃんが声を掛けてきた。
時間が押しているし、そろそろタクシーも考えなければならないか。

…おっちゃん、ちなみに平遥まで幾らくらい?

20元でいいよ。俺は平遥から来たからさ。」

え、たったの20元?

200元の聞き間違えではない。最初の音が違う。
200元なら「リャンバイ」だが、おっさんは確かに「20=アーシー」と言った。


…あり得ない。こいつだけは止めよう。
20元だったらバスと大差ないじゃないか。
後であれこれ理由をつけてふんだくられるだけならまだいい。
下手したら危ないところに連れてかれる可能性だってある。
こいつの人相からは、明らかにその手のブラックなオーラが滲み出ていた。

逃げるようにおっさんのそばを離れた、
ちょうどその時…平遥行きのバスが来た!

駆け込むようにバスに乗り込み、無事乗り継ぎ成功。
時間は11時10分を過ぎたあたり。バスの運賃は15元だった。

―正午前に平遥到着。


世界遺産・平遥古城!
さすが明代の城壁、歴史の重みを感じる。

…あの場では確かにそう感じたつもりだが、それは本心だろうか?
「世界遺産」とか「明代」とか、そういう立派なフレーズで飾られた
紹介文を事前に読んでいたから、立派なものに感じたのではないか?
壁そのものにではなく、メディアの紹介文に酔いしれてただけではないのか?

…いかん、気がつくとすぐにこういう出口のない哲学に耽ってしまう。

話を戻そう。
平遥ではレンタサイクルが借りられる。
身分証(パスポート)を質に取られるが、時間無制限で1日10元。


ライトパープルのママチャリ号に乗って、いざ平遥散策へ!


レンガ造りの古い建物が並ぶ。
こういう場所に人が真顔で暮らしているのを見ると、
歴史の重みというものをリアルに感じることができる。


一つ前の写真が「素」の場所なら、この辺は「よそ行き」の場所。
英文の看板も散見され、観光地色が強い。とは言え、骨董品屋などが並ぶ
情緒溢れる街並みは見てて味わい深いし、そして何よりその規模に圧倒される。

「タイムスリップ」は少々言い過ぎだが、歴史のロマンを存分に味わいながら散策を続ける。

2009.05.04 Monday / 旅行‐太原・平遥 / comments(0) / trackbacks(0)
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