上海朝風呂集団有限公司

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2010.10.11 Monday / - / - / -
#ヘビ酒で滋養強壮(清明節4)
4月5日。
キジ丸々1羽を食べて満腹になった腹をさすりながら、バイクタクシーに跨る。
午後の観光は、風景区巡りから。

通常風景区の総合入場券は3日間有効で140元だが(バラで買うともっと高い)、
「バイク代込みで100元で行ってやるよ!」と言い切る運転手。そのこころは…

抜け道から侵入。

正規の入り口から少し離れた山道に分け入って、最終的に
券を買って入った人と全く同じ観光スポットに辿り着くという超セコ技だ。
多少ドキドキしながら山道を進んでいくと、

「君らは地元の人間か。」

首にカードをさげた警備員に声を掛けられる。やべぇ、見つかった。
他にも2,3質問があったが、ビビッちゃって一言も声が出せない運転手。
あれだけ威勢のいいこと言っといて、このテンパり具合(笑)
結局元来た路を少し戻り、別の経路から再び侵入を試みる。

うねうねと山を登り、気がつけばまんまと侵入に成功していた。


久しぶりの山登り。結構距離が長くて疲れたが、これは
裏ルートから入っていることも少なからず関係しているだろう。

その後ゴムボートで川を下り、お茶屋で烏龍茶を試飲。
お土産に大紅袍の一級茶葉を大量購入する。
もう1ランク上の特級もあったが、個人的な好みで敢えて一級を選択。
決して金が惜しいわけではない。(ヘビに600元近く払ってるし。)
一級の方が比較的よく発酵してて、いわゆる「烏龍茶」らしい味がする。

夜7時、昼間と同じ食堂へ晩飯を食べに行く。
店のおかみさん曰く「今日のオススメ」はこれ。


シカの脚。妖しい光を放つ赤黒い肉。



武夷山に来たからには、ヘビ酒は絶対トライしたい。
軽くおちょこ1杯のつもりが、ビールグラスになみなみと注がれる(笑)。
意を決して、最初の一口。

「…うおぉ!!」

こいつは効くぜ!夜はギンギンだ!!
ヘビだけでなく各種漢方薬のエキスもたっぷり、本当に効きそう。
漢方の香ばしい味が出てて普通の白酒よりもむしろ飲みやすい。
肉料理を食べた直後に飲むと、後味にヘビの青臭さがいやらしく残る。


地の野菜は、その名も「活血菜」。炒める前は赤みを帯びた葉の色が、
火を通すと黒緑色に変化する。皿の底に溜まった黒い汁が衝撃的。
思ったよりもクセがなく、葉っぱの味が濃くて旨い。
その名の通り、栄養がありそうだ。


シカ肉の辛味炒め。
唐辛子たっぷりでかなり辛いが、それに負けないシカの獣臭さ。
しかし、毎食毎食こんなものばかり食べていていいんだろうか。

ビールグラスなみなみ1杯のヘビ酒で、だいぶ酔いが回ってきた。

食後、バイクタクシーに「音楽喫茶」とかいう(KTV系?)
何やら怪しげな店の前に連れて行かれる。記念にネオン看板の写真を撮ったら
いきなり複数の男に囲まれて、写真を即刻削除する様迫られた。
こんな怖い店に入る勇気は無い。

部屋に戻りベッドに横たわると、ヘビエキスが体中に湧き上がってきた。
2008.04.11 Friday / 旅行-武夷山 / comments(0) / trackbacks(0)
#行きつけのワイルド食堂(清明節5)
4月6日、武夷山最終日。
昨日と同じバイクタクシーで、午前中は郊外の観光スポット「龍井山」へ。
ここで人生で初めて「ワンダーフォーゲル」にトライしたが
1歩たりとも上れる気がせず、僅か1分でギブアップ。
この手の握力を要するスポーツは特に苦手だ。

それより、道中のバイクツーリングの方がよほど楽しい。
途中で通った、のどかな農村。
人々は川で洗濯を行い、橋桁には大根が干してある。
一応電気は通っているが、民家の脇に積まれていたのは「薪」。

そんな風景をカメラに収めた…かと思いきや、
家に帰って見てみると下3分の1が見事にバグっている。


実はこの旅の少し前に、虹梅路の「パールシティ」で8GBのカードを買った。
パールシティが「そういうモノ」を売る施設であることは重々承知していたが、
メモリーカードでこんな不具合が起こること自体想像していなかった。
※これを書きながら思い悩んだ末、前まで使っていた1GBのカードに
差し替えた。今更たった1GBに戻るのも気が引けるが、かと言って
会心のベストショットが台無しになってしまっては元も子もない。

正午前に「いつもの」食堂へ。昨日からずっとこの店でしか食事していない。


ハチの巣?これ、食べるの?
実際に食べるのは、巣の中にいる白い幼虫。唐揚げにして食べるそうだ。


ハチの幼虫とともに薦められたのが、カエル。
かなり高いので小さめのやつにしようと思ったが、値段は大して変わらない。
それだったら、まるまる太ったデカいやつを行っとこうじゃないか。


武夷山名物、ガチョウの燻製。
一口目で、余りの旨さに驚いた。
香ばしい燻製の香りに、ガチョウ特有の濃厚な旨味、脂のコク。
唐辛子の利いたピリ辛な味付けが絶妙にマッチする。
五香粉ゼロで日本人にも非常に食べやすい。
この旅を通していろんな動物を食べてきたが、料理としての純粋な
旨さという点において、このガチョウは最大のヒットと言っていい。
万人にお奨めしたい。



薬膳酒シリーズその2「ハチ酒」。
昼間なので量はだいぶ手加減してもらった。

「…!!」

こいつも効くぜ。昨夜のヘビ酒しかり、
この漢方エキスバリバリの味、実は結構好きかも知れない。
これはヘビ酒と違って後味もスッキリ。


ハチの幼虫の唐揚げ。衣は唐揚げというより、フリッター。
サクサクフワフワの衣の下には、トロッとした幼虫のタンパク質。
ムシ独特の匂いは微かに感じられるものの、いやらしい臭みとか
苦味は無く、想像していたよりも食べやすい。スナック感覚で進む。
たまにめちゃくちゃ硬い「ほぼ成虫」が混ざっているので注意。


カエルの鉄板焼。カエルは1年半以上前のベラジオカフェ以来だが、
今回は調理前の生きているやつを目の当たりにし、インパクトが全然違う。
鶏モモと白身魚の中間のような、みずみずしい食感。淡い旨味が素晴らしい。
食べ応えも十分、でっかいやつにして正解だった。

あと6時間ほどで、空港へ戻らなければならない。
目の前のハチやカエルに舌鼓を打ちながら、
頭の中では早くも最後の夕食のことを考えていた。
2008.04.12 Saturday / 旅行-武夷山 / comments(0) / trackbacks(0)
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